画像:時事
7日に行われた北京五輪のショートトラック女子500mの準々決勝。
その際、中国選手がブロックを故意に投げたという妨害行為の疑惑が浮上し、大きな話題となっています。
北京五輪、ショートトラック女子500mで波乱
7日、北京五輪のショートトラック女子500mの準々決勝が行われ、そこで中国選手による妨害行為があったのではないかとして大きな波紋が広がっています。
ショートトラックとはそもそも、氷上の競輪と呼ばれるほど、ハイスピードでリンクを滑ることで知られ、接触や転倒がつきものの競技。
レース中の追い越しに関しては認められいるのものの、前の選手を押したりあるいは引っ張る、故意に転倒させるなどの妨害行為をすると失格となり、次のラウンドには進めないという取り決めになっています。
7日のレースでも波乱は起こります。
女子500mの準々決勝では、中国代表の范可新選手が登場。
2位を滑るカナダ代表のアリソン・チャールズ選手と、3位を滑る同じくカナダ代表のフロレンス・ブルネル選手をの間に食い込む形で范可新選手が追従していましたが、コーナーを曲がろうとした刹那、范可新選手は自身の左でリンク上に置いてあった黒いブロックをチャールズ選手めがけて投げ出すとという暴挙に出たのです。。
そのブロックはチャールズ選手のスケート靴に当たり、結果バランスを失って転倒しするというハプニングが発生。
結局、ブロックを投げた范可新選手も倒れたために、故意に投げたのかどうかはわかりません。
レース直後、ビデオ判定が行われましたが、范可新選手へのペナルティは課せられませんでした。
中国、ショートトラックの動画を削除か?
范可新選手が黒色のブロックを投げたことで、ネット上は騒然。
《これ、ショートトラックか?マリオカートやん》
《アウトコースから手を伸ばし、着氷に合わせての緑甲羅当て、めっちゃ練習したんやろなー》
《母国開催なら何してもええんか?》
《これ完全にアウトでしょ?ブロック投げてるよね?》
などの声が大量に寄せれ、物議を醸す状態になっています。
一方、Twitter上では范可新選手がブロックを投げたとされる際の映像が転載をされており、投稿者もそのことについて言及をしていましたが、その動画が削除される事態に。
動画を閲覧しようとすると、「このメディアは著作権者からの申し立てにより無効となりました」との文言が表示され、現在は閲覧不可となっています。
動画が削除されるという異例の事態に
《なんで動画消されちゃったんですかねぇ》
《動画消されてるのほんとに怖すぎる》
《えぇ〜これが圧力ってやつですか?闇が深すぎる》
といったコメントも相次ぎました。
ショートトラックという競技は転倒や接触はつきものではあります。
しかし、故意にブロックを投げるなどの妨害行為に関しては許されるべきではなく、公正なジャッジをしてほしいものです。
(文:服部慎一)