画像:時事
SNSで話題になった地方転勤を嘆く投稿から、現代における転勤の是非について議論を交わした31日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
その特集の中で、カンニング・竹山隆範さんが転勤制度の必要性に首を傾げました。
カンニング竹山、忌避されがちな転勤制度に「そもそも必要なんですかね?」
31日、SNSで話題になった地方転勤を嘆く投稿に関連して、転勤制度の是非を議論した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
その放送の中で、MCカンニング・竹山隆範さんが転勤制度に対し首を傾げるシーンがありました。
いまだ多くの企業が設けているという転勤制度。
しかし、転勤をきっかけに退職を決断する人や、転勤したことで転職や転校など家族への負担がかかっているということに竹山さんは「僕、転勤というのを味わったことがないからなんとも言えないですけど」と前置きすると「でも奥さんと子供、そりゃ大変ですよね。転勤族の方、場合によっては何か所も回ることになるだろうから」と、家族へのしかかる負担に理解を示しました。
また「子供が小さいうちは一緒について行こうとするでしょうし」、「保育園となったら『入れない』という問題も出てくるわけですからね」とも述べた竹山さんは「そもそも転勤制度って必要なんですかね?」と制度自体の存在を疑問視。
「企業が地元の人を育てるとか…そこってどうなの?僕サラリーマン経験がないから」と慎重に言葉を選ぶと、元NHKのアナウンサーである堀潤氏が「業態にもよるとは思いますけど、ずっといるとなれ合いとか癒着みたいなのが起きたりして、シャッフルしていかないと悪しきなれ合いを絶てないみたいなこともある」と転勤のメリットを解説。
一方「転勤意味不明ですね」と転勤制度には反対の意思を示していた実業家・安部敏樹氏も「根本にあるのは都市に優秀な人材が集まりすぎているという問題がありますよね」と地方創生の問題と関係したテーマだと指摘していました。
「意味わからん」転勤制度は時代遅れ?
転勤制度に対し、「必要なんですかね?」と疑問を投げかけた竹山隆範さん。
すると、この転勤制度の是非に対し番組を観ていた視聴者からもコメントが多数寄せられ、「コロナのおかげでリモートで仕事ができる仕事はできるって証明されたはずなのに、転勤する意味がわからん」、「地方は地方で総合職を雇えばいいんだけどね」などと、転勤へ反対するようなコメントが集まっていました。
では、実際転勤を経験した人は転勤したことをどう感じているのでしょうか。
「現在、大学生に転勤制度のアンケートを採るとおよそ7割が『一定の場所で働き続けたい』と転勤へ抵抗があると感じています。ただ転勤を経験した身からすると、今まで行けなかった観光地を回れたり、その土地独特の名産品を毎日食べることが出来たりしてよかったですけど…それは個人的な感想ですし、手続きなんかも含めたらやはりデメリットの方が多いのではないでしょうか」(ライター)
オフィスワークでさえもオンライン化してきているこの時代。
転勤という制度はすでに時代遅れになっているのかもしれません。
(文:有馬翔平)