文:有馬翔平

EXIT兼近「すごく弱い人間」宇都宮線内で発生した喫煙男の暴行にドストレート解説

兼近大樹
画像:時事

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JR宇都宮線内で男が喫煙を咎めた男子高校生を暴行した事件について議論を交わした27日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

すると、EXIT・兼近大樹さんが事件の根本的な解決に向けて持論を述べました。

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EXIT兼近、宇都宮線内での喫煙男に見解「すごく弱い人間」

27日、JR宇都宮線内で発生した男子高校生の暴行事件について出演者らが議論を交わした「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

その議論の中で、EXIT・兼近大樹さんが加害者の不可解な行動に解説を述べました。

先日、電車内で喫煙していた男に男子高校生が注意したところ一方的に男から暴行を加えられ重傷を負ったという事件。

男は警察に「正当防衛」などと供述していることに対し、兼近さんは「この男って『こういうことわざとできちゃうんだぜ』ってわざと見せびらかしているわけじゃないですか」と指摘。

「それってすごく弱い人間で、構ってほしい人間だということは見ればすぐにわかる状態で、声をかけるということは声をかけられ待ち。ケンカを『売られた』と言ってるけど売られるの待っていると思うんですよ」と男が車内で喫煙していた背景を推察しました。

さらに兼近さんは「声をかけてきた男子高校生はこの男からしたら、自分を強く見せるためのカモでしかないというか、ダシでしかないんですよね。」とも。

「そこがすごい悔しいというか。誰も止められなかったのかというが悔しいですよね」と事件への心境を吐露すると、また「仲間内でいたんですよね?高校生の方って」と高校生の行動にも言及。

「ヒーロー思想みたいなものを仲間に見せたいというのも多少はあったと思うんですよ、高校生なんで。そういう部分も加味してなくさないでほしいとは思うんですけど」と勇気を出して注意した高校生を気にかけていました。

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「メスをみんなで入れてって」事件を根本的に解決するには?

宇都宮線内で男子高校生に暴行を加えた男の行動に、自身の推察を述べた兼近大樹さん。

その後、男子高校生のように注意したことが徒とならないための根本的解決を提示しました。

「生きてる世界が違う人」と男の立場を切り分けた兼近さん。

「男子高校生とか見てる人たちの基準としては圧倒的にこの人(加害者)が間違っているという判断だったと思うんですけど、その男からしたらその概念がまずないじゃないですか」と述べ、「注意されたイコール、こいつは俺を間違えているという判断で。おまえが間違えているのによく俺に言ってきたなというスタンスだった場合、どうしようもない」と価値観がまったく異なっていることが引き金になったと指摘。

その上で「そこにメスをみんなで入れてって『こういう人たちいるよね?』、『じゃあこういう人たちはその概念を持ってるんだろう』というのでちょっとずつ緩和させていかないと、その人たちは永遠にそういう世界に入り込み続けていくなって」と外部から価値観をすり合わせることを提案しました。

数年前、暴走族の呼称を「珍走団」に変更するといった自治体の取り組みがありました。

今回もそのように、マジョリティな外部から「電車内の喫煙は恥ずべき行為」と訴えかける行動が必要なのかもしれません。

(文:有馬翔平)