文:有馬翔平

武井壮「同じ日本人として恥ずかしい犯行」ベトナム人技能実習生の暴行動画を痛烈に批判

武井壮

画像:時事

岡山県の建設会社に勤務していたベトナム国籍の技能実習生が暴行を受けていたことを報じた18日の「めざまし8」(フジテレビ系)。

暴行を受ける映像に、タレント・武井壮さんがコメントを述べました。

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武井壮、ベトナム人実習生の暴行映像に怒り「卑劣な犯行」

18日、昨日明らかになったベトナム人技能実習生が岡山県内の建設会社で暴行を受けていたことを報じた「めざまし8」(フジテレビ系)。

そのニュースに対し、タレント・武井壮さんがコメントを述べました。

昨日、労働組合が明かした岡山県内の建設会社従業員がベトナム実習生を暴行していた事件。

同組合が公開した映像ではベトナム人男性が複数の従業員からほうきで暴行を受ける様子が。

また、被害男性はおよそ2年間にわたる暴行の末、左の肋骨を3本も骨折する重傷を負っており、その事実も会社が隠蔽しようとしていたことも発覚したのでした。

「家族や周りの実習生のことを考えたら迷惑をかけたくないので我慢した」と話し、それでも日本での労働を希望して警察には被害届を提出していないという男性に対し、武井さんは「本当に同じ日本人として恥ずかしい犯行」とコメント。

そして「犯罪だと思うんですよね」と続けると「非常に弱い立場の、安い賃金で母国への仕送りもしなければいけない。自由に職場を選べる立場じゃない方たちをこう暴行して、反論できない状態で追い込んでいくというのは本当に卑劣な犯行だと僕は思う」と改めて従業員らを非難しました。

さらに、武井さんは「やっぱりこの技能実習制度の大元の建前である『国内の技術を海外に支援として届ける』といったそのような仕組みをね、本来のところをもっと考えて。雇用の調整だとかで安い労働者を雇うということにフォーカスが向いてしまっている現状になってしまっているんじゃないかなみたいな危惧もある」と、制度の形骸化を指摘。

「そのように思ってしまうような『事件』ですよね」と再度、件のニュースを事件と表現していました。

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「この卑怯者が!」卑劣な行いに視聴者からも怒りの声

建設会でベトナム人技能実習生が暴行を受けていた問題について、「卑劣な犯行」とコメントした武井壮さん。

その後「このようなことが二度とないように、やっぱり恥じる気持ちがないといけないんじゃないかと思いますけどね」と再発防止を訴えました。

すると、この武井さんのコメントに番組を観ていた視聴者が反応。

《暴力を振るう人間、隠ぺいする会社何もかもがクズすぎる…武井さんの言う通りこれは事件です》

《武井壮と同じく日本人として恥ずかしいよ。本当に日本の恥だ。この卑怯者のバカタレが!》

《あの従業員らもベトナムに安い賃金で放り込んで、ほうきで叩かれながら社会奉仕してくるべき》

などと武井さん同様に怒りの声が。

導入から30年近くが経過する技能自習制度。

武井さんのコメント通り、日本の技術を母国に持って帰ってもらうという意義が欠如したことが暴行への一因となったのかもしれません。

(文:有馬翔平)