文:有馬翔平

ケンドーコバヤシ、新たな公害の問題に「明日からどうやってすごしていけばいいのか」

ケンドーコバヤシ
画像:時事通信フォト

画像:時事通信フォト

柔軟剤や香水などに含まれる化学物質により体調不良をきたす「香害」について特集した24日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

するとその香害に、ケンドーコバヤシさんが頭を抱える事態に。

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ケンドーコバヤシ、新たな公害に「明日からどうやってすごしていけばいいのか」

24日、柔軟剤や香水の匂いで体調不良を起こす「香害」についての特集を放送した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

身近で多く発生している新たな公害の内容に、ケンドーコバヤシさんも驚きのあまり頭を抱えるシーンがありました。

柔軟剤や香水に含まれる匂いの成分が体調不良を引き起こす香害。

化学物資瑠過敏症の一種とされていますが、重篤な場合は意識を失ったという事例も確認されています。

しかし香水や柔軟剤は「良かれ」と使用されていることが多い故に、根本を絶やすことは「難しい」と香害被害者を悩ませていることに、「いや確かに、今おっしゃったように僕が柔軟剤とか使うようになったのは『良かれ』と思ってやったんですよね」と厳しい表情を浮かべたケンドーコバヤシさん。

「周りの人に良いと思われたい…とはちょっと違うか。不快な思いをさせないために、根本を言うとね。使ってるのがそういう人たちを傷つけてたと知って、明日からどうやってすごしていけばいいのか本当にわからなくなりましたよ」と自身の善意が他人を傷つけていたことへ複雑な胸中を明かしました。

さらに、ケンドーコバヤシさんは洗剤メーカーに「メーカーさんがオーガニックに歩みを求めてもらうしかないとは思うんですけど」と対策を要求。

ただ「それはそれでメーカーさんも経費だとか…我々が口出せるところではないというのが」と、根本的解決には至らないもどかしさを感じているようでした。

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「本当にきつい」3人に1人が香害被害者になる時代へ

エチケットのつもりで使用してきた柔軟剤が他人へ被害を及ぼしていたことに、「本当にわからなくなった」と頭を抱えたケンドーコバヤシさん。

しかし、「ABEMA Prime」の香害特集には番組を観ていた視聴者からも様々な意見が寄せられ「私も香害被害者です。喘息みたいな症状が出て死にかけました…本当に辛いよあれ」などと、壮絶な被害体験談が。

実際、今年発表された香害に関するデータでは被害が拡大していることが確認されたと言います。

「アメリカでは既に3人に1人が香害被害に遭っていると言われていましたが、日本も同列になりつつあります。今年発表されたデータによれば匂いを不快に感じたと回答した人は全体におよそ7割。さらにその内体調不良を訴えた人は4割。数字だけで見ればアメリカの状況に近づきつつあると言えるでしょうし、各メーカーは注意喚起だけではない対策が今後求められるのかもしれません」(ライター)

誰にでも起こり得る香りによる公害。

被害者にならない、加害者にならないために個人個人の意識改革が急務だと思われます。

(文:有馬翔平)