文:服部慎一

瀬戸内寂聴さん、死去の情報が事前にTwitterでリークされていた

瀬戸内寂聴

画像:時事

11日、小説家で尼僧の瀬戸内寂聴さんが亡くなったことが明らかとなりました。

しかし、Twitterでは報道機関が発表する前にすでに死亡の情報がリークされていた模様です。

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瀬戸内寂聴さん、死去 享年99歳

11日、小説家で尼僧の瀬戸内寂聴さんが亡くなったことが明らかとなりました。

瀬戸内さんは小説家でありながら、天台宗の尼僧としても知られており、1997年に文化功労者、2006年には文化勲章を受賞しています。

1988年に発売された「寂聴 般若心経」は大ベストセラーとなったほか、「源氏物語」の現代日本語文法訳も有名で、書籍の出版のみならずケータイ小説のジャンルにも進出をされていました。

また、社会的な活動や平和への信仰も忘れておらず、原子力発電に反対の立場を貫きハンガーストライキにも参加するなど精力的な活動をしてこられました。

2010年には、脊椎を圧迫骨折したほか、90歳を過ぎてからも胆のうがんが見つかるなど満身創痍だった体ですが、2015年にはがんは完治しお酒も飲んでいるということを明かしています。

そんな瀬戸内寂聴さんの訃報に、世間からは

《元気なイメージがあったので、驚きました。ご冥福をお祈りいたします。》

《ご高齢になると、元気なように見えても短期間で調子を崩されたりしますね。 その方が、ご本人にとっては幸せなのかな。 ご冥福をお祈り致します。》

《この方の女性としての生き方というのは賛否両論ありますが、1人の女性として影響力のある作家であり僧侶であったと思います。》

などの声が寄せられていました。

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瀬戸内寂聴さん、死去の情報が事前にTwitterでリークされていた

瀬戸内寂聴さんが亡くなったのは11月9日なのだそうですが、報道機関などによって発表されたのは11月11日のことです。

一方で、Twitterでは11月10日の時点ですでに寂聴さんの死去の情報が公開されており、とある方が、以下のようにツイート。

「おばあちゃんの親友の、瀬戸内寂聴さんが亡くなった。傍若無人なところもあったけど、明るくて私は嫌いじゃなかったな。おばあちゃんは思ってたより落ち着いてた。緊急入院した時に京都まで行って、お話はできなかったけど、お顔見れて、それでよかったんだと思う。」(原文ママ)

この当時は何も情報が解禁されていなかったため、同投稿には「公表されていないんですか?」と質問が及びます。

すると投稿者の方は、「密葬が済むまでは公表しないんじゃないかなか。」(原文ママ)とつづり、情報をリークさせていました。

あまりにも唐突な情報だっただけに、「デマじゃないのか?」「これ訴えられるんじゃない?」などのコメントも寄せられており、軽い炎上騒ぎに。

これを受けこの投稿者はアカウントを削除してしまいますが、結果的には投稿は正しかったということになりました。

訃報などは個人情報でもあるため、こうした投稿は控えるべきだったのではないでしょうか?

ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。

(文:服部慎一)