文:有馬翔平

カンニング竹山「ショッキングですね」障がい者を狙った性犯罪の卑劣な手口に絶句

カンニング 竹山隆範
画像:時事

画像:時事

歩行や視覚に障害を抱える女性の3人に1人が電車内で性犯罪被害に遭っているということを特集した18日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

すると、犯罪者の卑劣な手口にMCカンニング・竹山隆範さんも思わず言葉を失う事態に。

スポンサーリンク

カンニング竹山、障がい者を狙った性犯罪の手口に絶句

18日、障害を抱える女性の3人に1人が被害に遭ったことのある性犯罪を特集した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

車いす利用者などを狙った卑劣な手口に、MCカンニング・竹山隆範さんが言葉を失うシーンがありました。

この日実際に被害に遭った女性が出演、脚を触られた、家まで付きまとわれたなどの被害を打ち明けた映像を放送した同番組。

「やめてくださいと言っていいものなのか判断もしづらい」と、女性が線引きの難しさも打ち明けると、認知されている件数よりも被害が大きいことに「いや…そういうことは絶対にあり得ないって常識でいたから、ちょっとショッキングですね。ビックリしてます」と竹山さんは絶句。

また電車に乗車した際、降車案内のアナウンスが痴漢被害を拡大していることを女性が告白すると、「よくよく考えたら降車駅をアナウンスするっておかしなことで、健常者だろうと障がいを持っていらっしゃろうと、みんなの電車だからアナウンスするってことはダメなことですよね。改めて思うとね。スロープの準備等はあるのかもしれないけれども」と竹山さんは鉄道会社の不備を指摘。

「でも、みんなのものですよね?」と降車駅のアナウンスを行うことへ首をかしげていました。

スポンサーリンク

降車アナウンスが招く卑劣な性犯罪

障害を抱える女性の多くが被害に遭っているという性犯罪被害に対し、「ショッキング」と言葉を失った竹山隆範さん。

これには竹山さんだけではなく番組を観ていた視聴者からも、「これはひどい」「こんなの絶対に許されない」などと、障がい者を狙った犯罪に批判の声が。

ただ、被害は相当拡大していたようで先月にはJR東日本が「原則アナウンスをやめる」と会見で発表するほどに。

では一体どのような卑劣な犯行が行われていたのでしょうか。

「障がいの方が乗車した際、『○○駅から××駅まで』と電車内に響く業務連絡のアナウンス。ただその結果、『××駅でしょ?俺知ってるから送ってあげようか?』としつこくつきまとまれたケースや、『手伝いにきてあげたよ。かわいそうに』と電車内で足を触られた方もいるようです」(ライター)

鉄道従業員の間で業務連絡を行うためにアナウンス。

しかしそのアナウンスが被害者の最寄り駅といった個人情報を漏洩、さらに電車内に障がいを抱えた方がいるという情報を与えてしまい被害を拡大させているのだそう。

また、このような犯罪に巻き込まれて心に傷を負う方も少なくないのだとか。

「このような被害に遭われた方の事例を公表しているNPO団体の報告から抜粋しますと、アナウンスをしないよう求めたものの『それでは乗車させられない』と拒否。降車駅と乗車車両の号数までもアナウンスされてしまった結果、スーツ姿の男から付きまとい被害を受けまた下着の色を聞かれたり卑猥な言動を繰り返されたことで心療内科を受診するようになったとケースも。原則取りやめとなりましたが、アナウンスが生んできた性犯罪の被害というものは甚大なのだと思います」(同)

多くの人は何気なく聞き流していたであろう電車内のアナウンス。

しかしそれこそが犯罪の温床となっていたようです。

(文:有馬翔平)