画像:時事
7日夜、東京都を中心とした首都圏に最大震度5強の地震が発生しました。
この地震を中継したNHKで、カメラマンが暴行を受けるという放送事故が発生した模様です。
NHK、地震中継で放送事故発生 ナンパを失敗した男性がカメラマンに暴行
7日10時40分頃、千葉県千葉市を震源とする地震が発生しました。
気象庁の発表によりますと地震の震源は千葉県千葉市で深さは75km。
地震の規模を示すマグニチュードはM5.9で、最大震度は東京都足立区や埼玉県川口市などを中心に震度5強を記録しました。
地上波のテレビ番組でも軒並み緊急放送が開始されており、それぞれ都内の中継先から中継を結び、帰宅難民となった方へインタビューをするなど、物々しい雰囲気に包まれていました。
NHKでも東京駅からの様子を中継しており、電車が停止したために帰宅することが困難となった方が、長蛇の列を作りバスやタクシーを待つ様子を報じていました。
そんな中継先の東京駅の列に映った1人の男性。
画面越しではマスクをしておらず、自分の目の前にいる女性をナンパするかの様に声をかけていたのですが、全く相手にされず無視をされる事態に。
するとその男は、この一部始終を捉えていたカメラマンに向かって歩み寄り、カメラを停止させるように暴行するといった行動を取ったのです。
音声はスタジオでのアナウンサーの呼びかけが流れていたものの、中継先の映像は暴行を受けた影響なのか乱れるというまさに放送事故そのもの。
この衝撃映像にはネット上から
《NHKの取材クルーに絡んだナンパ兄ちゃん、Twitterの住人にもドン引きされてるじゃんよ》
《NHKの放送事故見てて思ったけど、やっぱり暴力的なやつは見た目に現れてるね》
《東京駅のタクシー待ちの長い列の中から輩風の兄ちゃんが「テメ〜ら、いつまでも撮ってんじゃねー!」ってな感じでカメラに向かってきた。イライラしてるんだろうなぁ。》
《NHK品川駅の中継で、カメラの人に襲いかかるとかめっちゃ怖いんですけど》
《てか、カメラマンさん大丈夫か?中継切り替わってたけど、明らかに殴られてるでしょ?》
などの声が寄せられていました。
TBS「NEWS23」では、「ヤダヤダヤダヤダ」と絶叫しながら通り過ぎる人が映り込む場面も
暴行を受けている様子が全国の放送で流れてしまった、NHKの地震中継。
民放でも、「NEWS23」(TBS系列)では赤坂付近から中継を結び、同局の山本恵里伽アナがインタビューをしていました。
すると突然、遠くの方から「ヤダヤダヤダヤダ〜」との叫び声が聞こえ、男が猛スピードで走り去るとインタビューを受けていた男性は呆然。
山本アナも黙ってしまい、およそ10秒ほど中継先から沈黙が流れていました。
山本アナはイヤホンの耳に手を当て、聞こえないという仕草をしており、番組は音声トラブルということで、画面が切り替わり事なきを得ていました。
ロケハンをしていない緊急の生中継だからこそ、こうした放送事故は多発してしまうのかもしれません。
(文:服部慎一)