文:Quick Timez

お笑いコンビ・しゃもじ、元々はトリオだった!元相方は「ライブ前日にいなくなった」と明かす

10月14日〜17日の期間で開催される内村光良さんのコントライブ「内村文化祭’21 満面」。

同ライブに出演をするお笑いコンビ「しゃもじ」(マセキ芸能社)のお2人に、コンビ結成の秘話やお笑いについて語って頂きました。

インタビューは前編・後編に分かれており、本記事では前編をお送りします。

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お笑いコンビ・しゃもじ、元々はトリオだった!

ーーお2人は幼なじみですよね。コンビを組む経緯を教えてください。

しゅうごパークさん:6歳から一緒ですね。少年野球と中学野球は同じ野球部で、仲良くて。

同じ団地なんですよね、1号棟と2号棟で。

生活水準がそれぞれ違うじゃないですか?同じ団地だからちょうど同じ生活水準なので、団地っ子同士仲良くなりやすくて。

部活終わりの帰り道も一緒で中学まで仲良くて、高校も同じ高校を受かって。

そのタイミングで沖縄の「オリジン」っていう事務所の「アマチュアお笑い選手権」っていうのがあって、賞金が5万えもらえるということで。

高校1年生の団地っ子からするととんでもない額で、「これは出よう」ということで、もう1人いたのかな?

たーにーさん:そう、もう1人幼なじみがいて。

ーートリオだったんですか?

たーにーさん:そうトリオだったんです。

しゅうごパークさん:もともとは、中学の時に3人でコントみたいなことを学校でやりたくで、美術の先生が、当時映像編集とかなかった時代に趣味でそういうことをやる人がいて、いろんな映像を作る中で、僕ら3人のお遊びみたいなコントビデオ見たいなものを作ってくれて。

ーー3人目の方も同じ団地の人ですか?

しゅうごパークさん:そうですね。

たーにーさん:僕が団地の1号棟で、元相方も同じ1号棟の2階で僕が7階なんですよ。

こいつ(しゅうご)は2号棟なんですよ。

僕はそっちと仲良いといいますか、元相方の両親がめちゃくちゃ喧嘩するんですよ。

だから夜中泣きながら来て、よく俺の家に泊めてたんですよ。

そこからお互い仲良くなって…。で、3人で出ようみたいな感じで出たのがそのお笑いのコンテストですね。

ーーーーいろいろ出場されてましたよね。『フレッシュお笑い選手権』とか?

しゅうごパークさん:あ、そうです。沖縄に事務所2つあって、「オリジン」と「FEC」って当時あって。

FECさんが主催しているのが『フレッシュお笑い選手権』という大会で、僕らも最初オーディションを受けてその後所属したのが「オリジン」という事務所で。

たーにーさん:そうですね。そんな名前のライブで。

しゅうごパークさん:『フレッシュお笑い選手権』というのが沖縄では毎年行われる1つのイベントというか、ちょっと根付いていて。

その時3人いたもう1人が、「そんなにマジじゃない」ってことで。

たーにーさん:そうなんですよね。

しゅうごパークさん:僕ら、その時高校1年生だったんですけど、ちゃんとやりたかったんで、「これをきっかけに世に出るんだ!」ぐらいのテンションに、僕は既になっていたんですよ。

ーーーーそこで火がついたと?

しゅうごパークさん:ただ痛いガキなんですけど(笑)。3人目のもう1人が、それにだいぶ引いてて。

たーにーさん:「1人本気(マジ)がいる」、みたいな?

しゅうごパークさん:俺は3人で遊んでいるつもりだったのに、向こうはマジで来られたから「そんな感じだったら…」っていう。

たーにーさん:ネタもしゅうごが書いていたので、だからすごい熱かったんだと思いますね。その熱量に負けちゃってというか、本番前日にいなくなっちゃったんですよ。

ーーーーえ?本当ですか?

たーにーさん:居なくなったというか、泣き出して「阪神のドラフト5位に入るんだ!」って叫びながら居なくなったんですよ。

ほんとにほんとに!(笑)。

で、こいつ(しゅうご)はこいつで「阪神なめんなよ!」ってツッコミしてて。

そういうことじゃねーだろって話なんですけど、その時、阪神弱かったんで多分元相方も舐めていたと思うんですけど…。

しゅうごパークさん:そうですね。最後のボケ・ツッコミでしたね。

それが団地の1号棟の外階段でした。

それで次の日、お笑いのライブあるから「2人用のネタ作らなきゃ」ってなって、付け焼き刃でなんか変なコントをやったら、素人の変な感じが面白がられて。

それがウケて、オーディションから本戦ライブに出るってなって。

その時に一緒にいたのが、スリムクラブの内間さんとか、今、松竹芸能にいる「三日月満マンハッタン」っていう、今一緒にやっている沖縄の芸人とか。

たーにーさん:そこでオーディションが一緒で。

そのオーディションで見ている芸人さんが、スリムクラブの真栄田さんだったんですよ。そこで出会ったって感じですね。

ーー今トリオを組まれていたと仰っていましたけど、お笑いを目指したそもそものきっかけは?

しゅうごパークさん:多分、野球部で3人とも補欠で試合に出れない補欠組で一塊になったりして、ふざけあってる感じで。

そのふざけ合っているメンバーの中でも同じ団地だから3人一緒に帰るメンバー、だから余計に仲良くなって。

ちょうどその時期に、「オンバト」が始まったんですよNHKで。

テレビで言ったらダウンタウンさん、ウッチャンナンチャンさんがやるコントとかではない、舞台の上でのコントみたいなのを沖縄で…。

正月の「爆笑ヒットパレード」みたいな若手の人達のネタとか見たことなかったから衝撃で、「おもしろ!こんなのやりてー!」ってなって、それを3人でやり始めたところからですね。

たーにーさん:江戸むらさきさんのショートコントとかを。学校でめちゃくちゃやってましたね。

しゅうごパークさん:それこそホーム・チームさんとかの真似とかもめちゃくちゃやってましたし。

たーにーさん:それを先生にビデオで撮ってもらって、全校朝会とか美術の授業が始まる前に、掴みで流してもらうんですよ。

スベッたらその日1日地獄なんですけど(笑)。

やっぱり「どかーん!」って笑い声をくらった時の気持ち良さみたいな?

僕はその時快感になってしまって、全身ブワーみたいな、「なんじゃこの気持ちいの!」みたいなのが、辞められないきっかけですかね。

しゃもじプロフィール

名前(左):たーにー

生年月日:1984年12月27日生まれ

血液型:A型

出身:沖縄県那覇市首里

趣味:相撲、料理、酒〈ホッピー〉

特技:どこでもすぐ寝られる、手を使わずTシャツを脱ぐ

名前(右):しゅうごパーク

生年月日:1985年3月4日

血液型:A型

出身:沖縄県那覇市首里

趣味:読書、公募への応募

特技:鼻笛、バランスボール

お笑いコンビ・しゃもじ。沖縄県出身の幼馴染2人からなるコンビで、ボケのたーにーと、ツッコミのしゅうごパークの軽妙なやり取りが持ち味。

「ふくらむスクラム!!」(フジテレビ系列)ではレギュラー出演を果たしたりした他、「じわじわチャップリン」(テレビ東京)では第2回チャンピオン大会で優勝するなど、実力は折り紙付きで、多方面で活躍を見せる。

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「内村文化祭’21 満面」の詳細

しゃもじの2人も出演をするという「内村文化祭’21 満面」。

同ライブは、マセキ芸能社の先輩にあたるウッチャンナンチャンの内村光良さんが、 「ただ、今やりたいことのオンパレード」を実現するライブです。

「1年間、自分が経験したもの、体験したものを出す」場として、 2017年より過去4回にわたって行ってきました。

定番となる演目は、 オープニングとエンディングを飾る歌や、 内村ダンサーズと共に踊るダンス、 内村さん1人での実録コント(漫談)、ゲストを交えたコント(劇)などです。

今年57歳となった内村さんがやりたいことを純粋に追求し、 「とにかくお客さん、ついてきて下さい!」と、全力で演目に取り組む姿を“生”で楽しめる唯一無二のライブです。

タイトル:「内村文化祭 ’21 満面」

出演者:内村光良、松本妃代 (ソニー・ミュージック・アーティスツ)、勢登健雄、ジグザグジギー 、ルシファー吉岡、しゃもじ、内村ダンサーズ

日時:2021年10月14日(木)〜17日(日)

10月14日(木)
18:00開場/19:00開演

10月15日(金)
18:00開場/19:00開演

10月16日(土)
13:00開場/14:00開演
17:00開場/18:00開演

10月17日(日)
13:00開場/14:00開演

料金:¥7,500(税込・全席指定席) ※未就学児童入場不可 ※車椅子でお越しのお客様は、事前に問い合わせ先までご連絡ください。

会場:日本青年館ホール

住所:〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4-1

チケット:マセキライブサークルチケットぴあイープラスローチケ

(文・取材:YUICHI IGARASHI)

(写真:RYOSUKE MAEJIMA)