文:有馬翔平

テレ朝『モーニングショー』、千葉県の不法投棄特集をし視聴者から非難殺到「スタッフが無能」

テレビ朝日
画像:時事

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千葉県の住宅街付近にある林道で、10年以上前から続けられているというゴミの不法投棄を「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)が特集しましたがクレームが相次ぐことに。

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テレ朝『モーニングショー』、不法投棄男を直撃取材

13日、千葉県の住宅付近の林道に相次いでゴミが不法投棄されていることを特集した「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)。

家電ゴミは家庭ゴミなどを投棄していく人物に直撃取材する映像を放送しました。

10年前から続いているという不法投棄。

今回、同番組はSNSの投稿で「不法投棄をなくしてほしく、取材をお願いします」と寄せられた声に応じ取材を開始。

すると現場では、袋に入った家庭ゴミのほかテレビやウォーターサーバー、便座など家電ゴミが地面を覆いつくす光景が広がっていました。

そして、この不法投棄によって周辺住民からは「夏は蚊がすごい」、「臭いもしてきたね」などと苦情が。

この現状に同番組スタッフは監視カメラを現場に設置、男が軽トラックから降りてくると袋を投棄する場面を撮影することに成功したのでした。

結局、2週間で7回も不法投棄を繰り返していた男。

後日、スタッフが男を取材すると「自分じゃない」、「まずいでしょ捨てちゃ。犯罪だよ」と男は黙秘。

しかし、映像を見せると「ナンバーがそうならそうだね」と自身の行いを白状すると「手っ取り早いから。結局。仕事早く終わらせるためにさ」と、解体業で出たゴミを林道に捨てていたことを是認。

男は「いけないことをやってるんだからさ」と自身の行動を振り返ると、「これからはやらないと思いますよ」と不法投棄をやめることをカメラの前で誓っていました。

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「スタッフも同罪」対応の甘さに疑問の声続出

不法投棄を繰り返す男を突き止め、直撃取材を行った13日の「羽鳥慎一モーニングショー」。

男は不法投棄をやめると宣言しましたが、しかしその後も件の林道にはゴミが投棄され続けていく事態に。

先月、同番組スタッフが男のもとを再直撃、ただ男は「よその人が捨ててんだよ」、「一回言われたらやめますよ」とその後の犯行を否定しました。

すると、結果的に不法投棄を止められなかった同番組の対応に視聴者から意見が殺到。

《犯罪なんだから警察に通報するなりすればいいじゃん。結局視聴率のためなの?》

《犯人わかってるのに何もしないスタッフが無能すぎる。こいつらも同罪だろ》

《これ逆に、あそこに行けば不法投棄できるって拡散してない?》

などと、中途半端な結末を放送したことへ怒りの声が相次いだのでした。

「今回、『モーニングショー』が取材した内容は警察ではなく行政の方に相談したようです。しかし行政は、男一人の犯行とは認めることはできないようで対応を決めかねている様子でした。そのため、結局ゴミを増やさないためにも市民の税金を使用し、代執行で撤去するしかないというのが出演者らから上がっていました」(テレビウォッチャー)

警察ではなく行政が担当しているという今回の不法投棄。

しかし、「不法投棄をなくしてほしい」という視聴者の声から動いた以上はすべて解決してほしかったというのが視聴者の想いだったようです。

(文:有馬翔平)