画像:時事通信フォト
半年後に開催の迫っている北京冬季オリンピック。
その開催地である中国では現在、デルタ株の拡大を恐れて厳重な対策を講じていることを18日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)が特集。
すると、この日初MCを担当した元フィギュアスケート選手・安藤美姫さんが不安を吐露しました。
安藤美姫、北京オリンピックで予想される『長期隔離』を不安視
18日、新型コロナデルタ株の感染拡大を恐れ厳重な対策を敷いた中国国内の状況を「ABEMA Prime」(AbemaTV)が特集。
北京オリンピックを半年後に控える中、スポーツの国際大会が軒並み中止となっていることにMCを担当した安藤美姫さんが懸念を示しました。
現在、デルタ株の感染者が確認されたことから「万里の長城」や「故宮」など観光地で立ち入り禁止とした中国。
さらに、バブル方式を確立できないという理由から北京オリンピックの予選大会を除いた国際大会も中止という状況に。
その影響か感染者は非常に少なく中国全土で45人、日本の人口に換算すると全国で4人ほどの感染者しか出ていないという現実に「本当ですか?これ?」と、スタジオからは驚きの声が。
また、結果が出ているということで安藤さんも「たぶんですけれども、北京オリンピック開催を目標に今中止したのかなって。」と、フィギュアスケートの大会も中止になったことへ理解を示したのでした。
しかし、そんな安藤さんも不安を吐露した対策が。
それは入国後に全ての選手、スタッフが取らなければならない「隔離期間」について。
日本国内では2週間と期間が設けられていた隔離期間ですが、中国はこれより1週間多い「21日間」。
この長期の隔離が行われる可能性に「冬の競技って大体ものを使うじゃないですか。雪がないとできないとか、氷がないとできないとか」として、安藤さんは「3週間はキツイと思う」と懸念。
ただ、その一方で「連盟同士だったり国同士でいいと思うんですけど、交渉さえすれば同じリンクで隔離してもらってもいいから、ちょっと早めに同じチームで練習させてもらえれば」と、指摘をしていました。
「日本はマネできない」徹底した感染対策に視聴者も驚き
21日間の長期が行われる可能性がある北京オリンピックに対し、「3週間はキツイ」と競技へ影響があることを示唆した安藤美姫さん。
ただ、安藤さんの懸念とは裏腹に番組を観ていた視聴者はその徹底した隔離措置に驚いたようで、
《ほんと比べると日本ってできない以前に努力していないように思える》
《疑わしい部分もあるしコロナ発祥国でもあるから思う所はあるけど、見習わなければいけない部分も多い》
《いかに日本が中途半端かわかる事例》
などと、驚くと同時に羨望の声も入り混じっていました。
「詐称など疑われるほど結果を出している中国ですが、結果を出すだけの対策を実際行っているようです。デルタ株が確認された空港では地下鉄を封鎖、移動を制限したり観光地も閉鎖するなどの対策を取りました。また市民には3日に1回のPCR検査も実施しているようですし、港では入国者の上陸も厳しく管理、船自体の洗浄を行っていると言います。それと日本国内を比較すると、羨望の声も聞こえてくるのも納得です」(ライター)
半年後に控えた北京オリンピック。
同時期にオリンピックを開催した日本国内と比較すると、日本の感染対策がいかにずさんだったのかということが見えてくる部分もあるようです。
(文:有馬翔平)