文:有馬翔平

EXIT兼近、大ブームの『プロセスエコノミー』に苦言「俺的には美学が…」

兼近大樹
画像:時事

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昨今、商品販売の方法の一つとして注目を浴びている「プロセスエコノミー」。

商品が完成する過程を公開し、それを付加価値とする販売を29日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)が特集すると、MCであるEXIT・兼近大樹さんが過程を重視することに首をひねりました。

「すごい美学」とファンから共感の声が上がった、兼近さんのコメントとは一体?

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EXIT兼近大樹、大ブーム『プロセスエコノミー』に苦言「俺的には美学が…」

29日、今ネット上でブームになりつつある「プロセスエコノミー」を特集した「ABEMA Prime」(AbemaTV)で、MCであるEXIT・兼近大樹さんが新しい商品の見せ方に首を傾げました。

この日、同番組が特集した「プロセスエコノミー」とは商品が完成するまでの過程をネット上で配信し、その過程を付加価値として販売するというもの。

放送では小説のほか、昨年ブームを巻き起こした「NiziU」のオーディションも「プロセスエコノミー」であると紹介しました。

しかし、兼近さんはどこかこの新たな販促手段に怪訝な表情。

「プロセスエコノミー」に対し「この名前自体は、初めて聞いたんですけど」切り出すと、「昔からそうですよね。どんな作品でも途中見てなくても、完成したりする背景って調べたりしますよね」と、「ずっとあったと感じる」と斬新な手段ではないと指摘。

「想像で楽しむのが良かったんじゃないのと思いつつも、商品とかもそうなんですよね。商品を売るためには『こういう風に作りました』という方が、売れたりするのはちょっとわかりますけど」と首を傾げました。

そして、兼近さんは「できる前のやつを追っちゃうのはどうかと思いますけどね。俺的には美学が…」と「プロセスエコノミー」にハッキリと苦言を呈すると、「やっぱね、完成したものを見せた方がね美学があるというか…」と、過程ありきの商売に終始納得のいかない表情を浮かべていました。

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「いいこと言ってる」兼近の美学にファン感激

過程に価値を見出す「プロセスエコノミー」に対し、「完成したものを見せた方が美学」と指摘した兼近大樹さん。

すると、兼近さんが強調する美学というものに多くのファンが反応。

《兼近さんめっちゃいいこと言ってるなー。そうなんだよな。別に過程を見せなくても完成品だけでものを売ってる人もいる》

《できるだけ手間を省いて生きて、プロセスは自分で想像することを美学としている兼近さん。大好き》

《かねちーが努力する姿を見せないのも、その美学からなのかな?でも素敵な考えだと思うよ》

などとコメントが殺到しました。

ファンも絶賛した兼近さんの美的意識ですが、しかしそれにはある大物タレントの影響があるのだという。

「今から2年前に放送されたバラエティ番組でのことです。初めて明石家さんまさんの番組に出演したEXITの2人でしたが、その放送中さんまさんから漫才について『努力を見せたらアカン』という助言を受けていました。もしかしたらそのさんまイズムが影響して、過程を見せないという兼近さんの美学を成立させたのかもしれません」(芸能ライター)

大御所から金言を授かっていた兼近さん。

「プロセスエコノミー」が受け入れられなかった背景には、この一言が大きく影響しているのかもしれません。

(文:有馬翔平)