文:有馬翔平

フジ『めざまし8』、愛知県を『名古屋県』呼びにネット騒然「血が流れる」

フジテレビ

画像:時事通信フォト

先日、突如として滞在先の大阪府泉佐野市から行方をくらませたウガンダのオリンピック代表選手。

行方不明から1週間が経過しようとしている現在も発見には至っていないことについて20日の「めざまし8」(フジテレビ系)が特集しました。

するとその放送、アナウンサーのある「言い間違い」がネット上で騒動を起こす事態に。

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フジ『めざまし8』、逃走のウガンダ選手が選んだ『名古屋』を特集

20日、先日滞在先の大阪府泉佐野市から行方をくらませたウガンダのオリンピック代表選手について特集を放送した「めざまし8」(フジテレビ系)。

同選手が滞在しているだろう愛知・名古屋近辺がウガンダにとって馴染み深い場所であることを紹介しました。

最新の世界ランキングによってオリンピック出場資格を喪失したウガンダのジュリアス・セチトレコ選手。

本来であれば20日に帰国予定でしたが先週、滞在先のホテルに「日本で働きたい」とのメモ書きを残すと行方をくらませました。

それから愛知・名古屋に向かったことが確認されているものの、いまだその足取りはつかめていません。

この日、「めざまし8」ではセチトレコ選手が名古屋に向かった理由について分析。

トヨタ自動車の中古車を日本から輸入しているウガンダでは「名古屋」のナンバープレートが装着されたままの車が多く、日本の都市だと東京よりも名古屋が有名なのだそう。

そのことから愛知県では日本で2番目に多くウガンダ国籍の人が住んでおり、「おそらく知人を頼った」という名古屋在住であるウガンダの人の言葉を特集で伝えていました。

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「血が流れる」アナウンサーの言い間違いにネット騒然

ウガンダのオリンピック代表選手が行方をくらませたことに、「早い時期で確保、そして安全に見つかっていただきたいと思います」と谷原章介さんもコメントした20日の「めざまし8」。

しかし、この特集が視聴者、そしてネットを騒然とさせてしまうことに。

「VTR中に原稿を読み上げていたアナウンサーの『言い間違い』でした。愛知県に住むウガンダ国籍の人の人口を伝える際、女性アナウンサーが『愛知県』と言うところを『名古屋県』と言ってしまったのです。するとこの名古屋県という言葉に多くの愛知県民が反応したのです」(テレビウォッチャー)

アナウンサーがつい口走ってしまった「名古屋県」。

すると、ネット上には、

「名古屋市民なので名古屋県には笑っていられるけど、三河の人にそれ言ったら血が流れるので、気をつけてください」

「名古屋県は名古屋市民が許しても三河人が絶対に許さない。えびふりゃーなんて絶対言わない」

「名古屋県名乗るなら、俺らは豊田とともに独立するからな!」

などとコメントが殺到し、トレンドランキングにランクインするまでに至りました。

「以前地域ことを取り上げるバラエティ番組でしたが、愛知県の中でも名古屋を含む『尾張』と、岡崎市など東部の『三河』で張り合っていることを紹介していました。ネットを見る限りジョークだと思いますが、でも各地域に根付いた文化にプライドを抱いているのは間違いないようです」(芸能ライター)

「めざまし8」内でうっかり飛び出してしまった「名古屋県」という言い間違い。

しかし、その言い間違いは歴史の深いセンシティブなワードだったようです。

(文:有馬翔平)