4日、豊原江理佳さんと前山剛久さんが主演を務めるミュージカル「ゆびさきと恋々」が初公演を迎え、公演を前に東京・下北沢にある本多劇場でゲネプロが行われました。
ミュージカル「ゆびさきと恋々」公演初日を迎える
4日、東京・下北沢にある本多劇場にて、ミュージカル「ゆびさきと恋々」のゲネプロが行われました。
同作品は、累計120万部突破、anan漫画大賞など数々の賞を受賞する注目の少女漫画「ゆびさきと恋々」(講談社)を原作としており、SDGs×ミュージカルという全く新しいジャンルにも取り組んでいる作品。
「誰もが心で聴こえるミュージカル」を目指しており、持続可能な舞台芸術の第1歩として制作された、日本発のミュージカルです。
俳優の前山剛久さんと女優の豊原江理佳さんがダブル主演を務めており、豊原さんは聴覚障害がある雪という役を演じています。
ある日、前山さん演じる逸臣に助けてもらったことをきっかけに雪が恋心を抱いていくというラブストーリーで、この日のゲネプロでは、コミュニケーションとしてスマホのメッセージでのやりとり、手話のやりとりなどを舞台上の背景プロジェクターに意味が映し出す演出が施されており、原作と同じシーンが再現されていました。
アクロバットやダンスシーンなど、ミュージカルとしての魅力も満載であり、それだけではなく思わずキュンときてしまうストーリーにも注目が。
逸臣が海外へ旅立つというシーンでは、雪と会えた際に「帰ってきてから伝えようと思っていた」と、手話を用い「つきあおっか」と伝えます。
これに対して雪は大きなジスチャーで丸を作り出し、OKを出すシーンなども。
コロナ禍においてなかなか人と会うことが難しくなった昨今。
「今想いを伝えよう」といったメッセージも込められており、キュンとくるストーリーと共に、若い世代にも共感できる作品となっています。
豊原江理佳「本番を迎えられることが奇跡」
ゲネプロを終えた豊原さんは、「今このような状況のなかで本番を迎えられることが奇跡だと思います。 」とコメント。
加えて、「せっかく本番を迎えられるので、来ていただいた皆様にはなにか持って帰っていただきたいですし 生きる活力、元気を与えられていたらいいなと思います。ありがとうございました」と、同作品への意気込みを口に。
また、前山さんは「昨年からコロナで演劇はなかなか辛い立場に置かれていますが、こうしてゲネプロを終えて 初日を迎えられることを嬉しく思っています。 このお芝居で何を感じ取っていただくか、何を与えられたか、それぞれだと思いますが、見に来ていただいた方の生きる希望に繋がったら嬉しいと思います。」と、少しでも希望を持てるようにしたいと力強いコメントを残していました。
ミュージカル「ゆびさきと恋々」は、6月4日〜13日まで東京・下北沢にある本多劇場にて公演をしています。
▼A New Musical 「ゆびさきと恋々」の詳細
原作:森下suu「ゆびさきと恋々」(講談社「デザート」連載) 脚本 飯島早苗
音楽:荻野清実
演出・脚本:田中麻衣子
振付:前田清実
協賛:医療法人社団直悠会 にしたんクリニック
主催・企画・製作:ワタナベエンターテインメント
キャスト:豊原江理佳、前山剛久、林愛夏、⻘野紗穂、池岡亮介、宮城紘大、上山⻯治、渡辺菜花、金 井菜々、大津夕陽
※なお、出演予定でありました宮城紘大さんは体調不良のため降板することとなり、代役として、中山義紘さんが心役で出演をいたします。
ピアノ:森本夏生
チェロ:白神あき絵
日程:2021年6月4日(金)〜13日(日) ☆6月12日(土)18:00 ライブ配信あり
会場:本多劇場
※開場は開演の45分前
※公演中、客席にカメラが入る場合がございます。予めご了承ください。
※社会情勢の変化により、スケジュールを変更する場合がございます。 公式ホームページ等をご確認のうえ、ご来場ください。
公式ホームページ:https://yubisakimusical.westage.jp/
(文:Quick Timez編集部)