画像:時事
テニスの大坂なおみ選手が、全仏オープン1回戦で勝利した後、記者会見を拒否した問題が波紋を広げており、大坂選手をめぐってはうつ病であることも告白しました。
一方、ネット上では過去に大坂選手が対戦して勝利した15歳の選手にインタビューを強要したとしてツッコミが殺到しています。
大坂なおみ、全仏OP棄権を発表 自身のうつ病も告白
テニスの大坂なおみ選手は31日、自身のTwitterを更新し、出場していた全仏オープンの2回戦を棄権すると発表しました。
また、「2018年の全米オープン以降、長い間うつに悩まされてきた」と自身がうつ病であることも告白。
これには多くの反応が寄せられています。
大坂選手をめぐっては、30日に開幕をした同大会の試合後に行われる記者会見を拒否したことで問題となっており、記者から何度も同じような質問をされることやアスリートのメンタル面への配慮がされていないことなどを大会前から主張していました。
負けた選手への配慮のない記者からの質問に対し、異議を唱えた大坂選手。
こうした一連の言動には、現役のテニス選手やOB・OGなどのテニス界のみならず、様々な方面から賛否両論の議論が行われています。
大坂なおみ、過去には敗者に対しインタビューを強要しツッコミ殺到
記者会見などを拒否したことから波紋が広がっている大坂なおみ選手。
様々な意見が寄せられている中、ネット上では過去に大坂選手が15歳の選手にインタビューを強要したという事実にツッコミが殺到しています。
大坂選手は2019年に行われた全米オープンの女子シングル3回戦で、当時15歳だったココ・ガウフ選手に勝利。
通常、勝者のみがコート上で受けることができるインタビューに、敗者のガウフ選手を呼び寄せ、2人でインタビューに応じていたのです。
この事実に対して、ネット上からは
《そういやこの人、以前15歳の負けて泣いてる対戦相手を無理やりインタビューに誘ったことありましたよね?それがあるから今回の会見拒否の言い分が薄っぺらい言い訳にしか聞こえないんですよね》
《過去に敗者をインタビューに引っ張り出してたのに・・・完全にダブスタですね。》
《大坂なおみさんは出たい大会に出ればいいし、出たくない大会には出なくていいと思うけど、何年か前にその出たくない理由を15歳のガウフにしてたよね? 負けた直後のガウフにインタビュー強制させてたのは自分では..》
《敗者となった他選手には上から目線でインタビューをしつこく強要する大坂なおみ選手。この人大嫌いだわ》
といった意見が寄せられており、ダブスタンダード(※ダブスタ)なのでは?という指摘が相次ぎました。
もっとも、大坂選手とガウフ選手は父親同士が知り合いということもあり、無理やりインタビューさせたというよりはお互いの健闘を称えあい、リスペクトの気持ちがあっての行動だったのでしょう。
しかし、自身が会見拒否をしたことにより、こうした過去の話題が掘り返されてしまったのです。
(文:服部慎一)