人気タレントの手越祐也さんが18日、横浜スタジアムで行われた、横浜DeNAベイスターズVS中日ドラゴンズの始球式に登場。
見事に大役を務めました。
想定内のピッチングに自己評価は「80点ぐらい」
始球式を終えたばかりの手越さんは報道陣を前にして、「やる前から凄くワクワクしましたし、関係者や選手、ファンの方々から暖かく受け入れてくださったので、リラックスして低めに投げるという目標が達成できました。(球が)抜けなかったのがよかったなと思います」と感想を語りました。
小雨混じりのマウンドに立ち、コンパクトなフォームから放たれた球は内角低め。
ワンバウンドながらキャッチャーミットに届きました。
「ツーシームの握りで手汗をかかないように意識しました。キャッチャーの方が動かないストライクゾーンの周りに球が行けばいいかなぐらいで、投げさせてもらいました」
始球式に向けての練習方法について聞かれると、「バッティングセンターにはたまに行くことはあったのですが、ピッチングする機会はなかなかなくて。本格的に硬球で投げることはなかったので、最初は普通のキャッチボールでミットの周りに届く練習から始め、少しずつ距離を広げて、最終的には本番通りの距離に座ってもらって、左バッターボックスに立ってもらい、投げる練習をしました。この1週間ぐらい、繰り返しやっていました」とコメント。
達成感があったようで、「一発勝負ということを考えたら80点ぐらいはあげていいかな」と満面の笑みの手越さん。
「僕に野球というイメージがないなかで、受け入れてくださった人たちや関係者の方々、すべての方々に感謝しています。サッカーのイメージが今まで強かったのですが、サッカーや野球問わずスポーツ全般、アスリート全般をリスペクトしてます。また野球に関わる場を用意してくださるのであれば全力で取り組みます。スポーツを盛り上げる力になれるのであれば、今後とも頑張っていきます。今回は最高の思い出になりました」
始球式のマウンドに立てた感謝の言葉と共に、スポーツへの熱い想いを話してくれました。
これから本格的な音楽活動がスタート
横浜出身の手越さんにとってハマスタは特別な思い出の地。
「この周りや中華街やみなとみらいとかは小さい頃からよく行ってました。ただハマスタとなると、僕がデビューした20年近く前に来させていただいたとき以来です」としみじみ。
久し振りに公の場に立った感想を報道陣から聞かれると、「先日、レースのスーパーGTで国家斉唱をやらせていただいたときも、僕のファンの方々が集まってくださいました。今まで普通にできていたライブやお客様を前にしたイベントが難しい時代になっているなか、客席に人がいたり、自分を応援してくださるファンの方々がいらっしゃることは、パフォーマンスをする側にとってはムチャクチャ力になります。たくさんのファンがいる景色を見て力になりましたし、緊張がほぐれました」とファンの温かさに感激の様子。
話が音楽に及ぶと、「ぜひ、今度はハマスタでライブをやってみたいです。横浜アリーナでやったときも思ったのですが、横浜出身の僕にとって横浜でライブをやることは大きなこと。マウンドにステージがあって、スタンドにはファンの方々がいる、人数制限のないライブをぜひやりたい」と力強く宣言。
「バラエティー番組に出ている金髪の人と思っている人も最近はいるかもしれませんが、僕にとって一番大好きなのは音楽」
本格的な音楽活動の再開をアピールしました。
(取材・文 シン上田)
画像提供:横浜DeNAベイスターズ「J:COMスペシャルナイター」