(※画像はイメージです)
18日に放送された「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ系列)。
開業ガールとして、佐賀県でカレー屋を開業した姉妹にスポットを当てた今回の放送。
しかし、佐賀県で開店するには少しミスマッチの価格設定や店内の回し方に、視聴者からは疑問の声が寄せられました。
一体、どのような放送内容だったのでしょうか。
『ボンビーガール』、田舎らしからぬシステムのカレー屋開業に視聴者疑問「飲食舐めてんな」
18日に放送された「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ系列)。
今回は、開業ガールとして亡き母の夢を叶えるため、地元・佐賀県でカレー屋を開業した人物にスポットを当てました。
開業資金をそこまで準備できず、業者にお願いする事なく自分たちでお店の改装をする姉妹。
苦労しながらもこぎ着けたオープン初日、お店の前には行列ができるなど店内はあっという間に満席。
嬉しい悲鳴を上げる姉妹ですが、料理の盛りつけに時間をかけるあまり、提供までに30分を要したり、肝心のカトラリーを用意せずさらにお客様をお待たせするなど散々な展開に。
3人組のお客様には先に一皿だけ提供するなど、飲食店としてはあるまじき行為の連続でお客様を困惑させます。
さらに佐賀県で一皿千円というカレーの価格設定や、盛りつけに凝るあまり30分もお待たせするというお店の在り方に視聴者から疑問の声が上がります。
《田舎の人そんなに金持ってないよ…東京のランチでも1000円はそうそう出さないよ…超えていいのは海鮮丼とか焼肉とかくらいで、カレーだともうやんカレーのランチビュッフェならしょうがなく1000円出すかなって感じ》
《接客業した事ないのかな?》
《初見だけど。あんなに手際悪いことある??カレーで30分とかカレーだけだしてスプーン足りないとか…》
《番組の開店企画を見る度に、飲食舐めてんな…という気分になる》
《カレー屋さんだけど、あの価格設定だとちょっと心配かなぁ…いくら地方とはいえ、さすがに高いし、同じ金額を支払うなら普通に定食頼んだ方がいいって言うか…》
《ボンビーガールが開業したカフェ、オープン当日の御祝儀相場みたいなので客は来てくれてるけど、今後カレー1300円とかケーキ600円で1人2000円とかでお客さん来るんだろうか》
《カレーの30分待ちはヤバイわ。ブチギレる人いそう》
《提供時間長過ぎだなぁ。頼まれて一から作るものなら15分待ちとかはあるだろうけど、カレーの場合そうじゃないからね。》
など、不十分な市場調査や準備不足に疑問を呈する声が多数寄せられました。
飲食店の高い廃業率
亡き母の思いを継ぎ、念願のカレーカフェをオープンさせた開業ガール。
その熱い思いは充分すぎるほど伝わってきましたが、オープン初日の肝心な日に諸々の不手際が出てしまい、口にこそ出さなかったもののお客様の不満が目線や仕草で如実に表れる結果となり、今後の雲行きが怪しそうなこのお店。
飲食店は身近な存在であり、料理を作ったり提供する事が苦にならなければ、簡単に儲けられるイメージがあります。
しかし、飲食店の半数は2年以内につぶれているのが現状(矢野経済研究所調べ)。
3年目ともなると7割にも達するなど、その廃業率の高さに驚かれる方も多い事でしょう。
もちろんつぶれてしまうのは飲食店を経営する上での計画が甘く、長期の視点での見通しが立っていない事も理由としてあげられます。
しかし、それ以上に経営的観念を持つ事が非常に大切です。
包丁を持った事もない素人でも、どのような商品を出せば売れるのか、そのために提供する料理やお店の雰囲気などトータルで考え、実行すればつぶれるどころか繁盛店にする事も充分に可能です。
今回の開業ガールは、亡き母の夢を叶えようと、その思いばかりが先行し、盛りつけなどの見た目にこだわりすぎているように感じました。
お店を開店するための初心は非常に大事なものですが、目の前のお客様はいま何を欲しているのかよく観察する事が店の成長に繋がり、それこそがお母様の意志を受け継ぐ事にもなるのではないでしょうか。
(文:Quick Timez編集部)