文:有馬翔平

フジ『とくダネ』、恐怖を煽る街頭取材に「いい加減にしろ」と抗議殺到

フジテレビ

画像:時事通信フォト

先日、スーパーコンピューター「富岳」によってマスク未着用の新たなリスクが発見されたことを取り上げた5日の「とくダネ!」(フジテレビ系)。

その内容を検証するために東京・渋谷の街へ取材に繰り出しましたが、放送内容に視聴者から「番組がマスク警察してる」と批判が相次いでいます。

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フジ「とくダネ!」、新たなマスクリスクを報道

5日、首都圏1都3県に発令されている緊急事態宣言が延長される見通しとなったことを取り上げた「とくダネ!」(フジテレビ系)で、スーパーコンピューター「富岳」によって明らかにされたマスク未着用の新たなリスクが紹介されました。

今回、「富岳」によって明らかになった「二重マスクはあまり効果がない」などの新情報。

その中で、歩行しながら会話をした場合におよそ3m後方に飛沫が飛散するというシミュレーションに同番組は注目をしました。

すると、東京・渋谷の街で街を行きかう人の様子を映し出すと「チェックの服を着た女性のすぐ後ろを、年配の女性が歩いています」、「あちらの男性はマスクしてないですね。女性と喋りながらですが、その後ろを人が歩いています」などと詳細をリポート。

さらに、今回「富岳」が算出した新たなリスクについて「全ての人と3m離れて歩くのは東京では難しいと思います」、「3mというと飛び回ってるというか、周りにいた方ごめんなさいって感じですよね」などと取材する模様も公開したのでした。

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マスク恐怖を煽る内容に「この番組自体がマスク警察」

スーパーコンピューター「富岳」が算出した新たなリスクについて、街中のマスク着用の状況を公開した5日の「とくダネ!」。

しかし、再びのマスクに関する情報に番組MCの小倉智昭アナウンサーは「この富岳というのはかなりの高性能なんだろうけど、ほかにもっと検証することはたくさんあると思うけどね。コロナに関してね」と、スーパーコンピューターの無駄遣いに苦笑い。

そして、番組を観ていた視聴者も、

「マスクは必要だと思うよ。でもここにきて街に出てあの人マスクしてないとか、マスクしないとこうなりますよって情報いる?余計に恐怖を煽るだけだと思うんだけど」

「この番組自体がマスク警察じゃねーか」

「ネタがなくなるとすぐにマスク報道。もういい加減にしてくれ」

「ここがマスク警察の本部ですか?」

「『マスクしないで話すのをやめろ』って言えばいいのに1年かけて騒いできた結果、マスク警察なんてものが誕生したんじゃん」

「結局、どのマスク着用が効果的なのかもう全然わからないんですけど!どうすんのこれ?」

「マスク警察がマスク警察を生む。ハッキリわかったね」

と、執拗に街中でのマスク着用状況を映し出す番組に批判を寄せていました。

「先月の放送でも『とくダネ!』はコンビニエンスストアに入る客のマスク着用をチェックするシーンを放送していました。その放送時も今回同様に『マスク警察してる』と批判を受けていましたよ。他局のマスクマナーや不織布マスク警察などのマスクに関する特集が相次いでいる中、積極的にマスク特集を放送する姿勢には疑問を抱いてしまいます」(芸能ライター)

連日、マスクネタを放送している「とくダネ!」。

しかし、マスク警察を煽るような内容に視聴者は怒りを通り越し、あきれた感情を抱きはじめたようです。

(文:有馬翔平)