画像:時事
先週、新型コロナウィルスの流行の状況を受けて栃木県を除く10都府県で延長が決定した緊急事態宣言。
旅行を控えるよう声明が出された高校生の悲痛なメッセージを7日の「アッコにおまかせ!」(TBS系)が紹介すると、番組MCのタレント・和田アキ子さんがコメントを発信しました。
しかしアキ子さんのコメントに視聴者は反発、「本当に腹立つ」と怒りの声が広がっています。
和田アキ子、高校の悲痛な叫びにコメント「みんな一緒」
7日、新型コロナウィルスの流行が続く影響で、栃木県を除く10都府県の緊急事態宣言の延長が決定したことを「アッコにおまかせ!」(TBS系)が特集。
この1年間を新型コロナに振り回された高校生の叫びに、番組MCの和田アキ子さんが言及しました。
先週、菅義偉首相が決定した緊急事態宣言の延長。
新規感染者は全国で一時と比較すれば減少しているものの、依然として医療現場の状況が改善していないことから延長という判断が下されました。
そしてこの緊急事態宣言延長に伴い、臨時会見を開いた東京都知事・小池百合子氏は卒業シーズンを控えた学生に向けて「追い出しコンパ、謝恩会は今年はなし」、「あの時は卒業をみんなで祝えなかったねと、後で語れるように卒業旅行もなしでお願いします」と要請を出したのでした。
すると学生がこれに反応、とある高校生がSNSに投稿した「卒業式も制限され、文化祭も中止、卒業旅行も中止と言われた」、「ほんとになんなん…俺らなにか悪いことした?」というメッセージが共感を呼んで様々な人の目に触れることに。
高校生のメッセージをスタジオで目にしたアキ子さん。
「何も言い返せないけど」と慎重に言葉を選び、「会社の役員の子なんだけど、今年大学入ったのに1回もキャンパス行けてない」と身近であった学生の経験を告白。
しかし、「よくよく考えたら甲子園もなくなった」、「気持ちはわかるけど君一人じゃないんだよ?みんなで味わってることで大人も子供もそう」と、SNSに投稿した高校生に向けて「みんな一緒というのを忘れないで」と呼びかけました。
アキ子さんの言葉にリモート出演していた日本医科大学特任教授・北村義浩氏もうなずき、「パンデミックというのが怖いということを是非後世に伝えていってもらいたい」とコメントを口にしました。
「みんな一緒」和田アキ子のメッセージに視聴者ブチギレ…「なめてんな老害」
緊急事態宣言が延長になったことにより、卒業関連の行事に自粛の要請が出された学生。
その学生らの悲痛な叫びに、苦痛を味わっているのは「みんな一緒」と和田アキ子さんがコメントしましたが、アキ子さんのコメントに番組を観ていた視聴者が激怒。
「大人と子供じゃ一年の重みが全く違う…学生が失った一年は返ってこないんだぞ…」
「この高校生は別に自分一人だけのことを言ってるわけじゃない。グチをこぼすのも許されないんか?」
「なめんてな老害が。自分が若い時に散々遊んでたんだから老人こそ行動を我慢しろよ!!」
「芸能人もコロナ流行にかなり加担したよな」
「おかしいという高校生のメッセージを同調圧力で潰すとか、最低だわ」
「みんなツライのはわかってる。わかってる上でグチってるんでしょ」
「高校生と大人では全然時間の重みが違うってことを理解してあげなきゃ。この発言はひどいと思った」
「高校生活は一度きりなのにな…無神経な言葉だよ」
などと、アキ子さんのコメントに批判が相次ぎ、炎上状態に。
「みんな一緒」と一括りにしたことでバッシングを招いたアキ子さん。
卒業関連行事のできないことに対する対案に言及するなど、学生へ寄り添う発言が必要だったのかもしれません。
(文:有馬翔平)