画像:時事
首都圏1都3県によって緊急事態宣言は再発令されて20日あまり、東京都内の新規感染者数が700人を切った月曜日の発表を取り扱った26日の「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)。
その放送中、新井恵理那アナのコメントに対し、俳優・中尾彬さんが怒りをあらわにするシーンが。
すると中尾さんのコメントに視聴者からは「その通り」と支持する声、「THE老害」と批判する声の賛否入り乱れる事態に発展しています。
中尾彬、新規感染減少に浮かれるスタジオに激怒「喜ぶなよ!」
26日、首都圏1都3県に緊急事態宣言が再発令されて17日が経過した東京都で、新規感染者数が700人を切ったことを「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)で、番組コメンテーターの俳優・中尾彬さんが出演者を一喝するシーンが。
日曜日に続き2日連続で感染者数が1000人を下回った東京都。
昨日公表された数字は政府が緊急事態宣言を解除する目安としている500人以下に迫る「618人」で、1か月ぶりに700人を切りました。
この日、同番組では下回ったことを伝えたものの、西村康稔経済再生担当相の「ただちに解除するわけではない」という発言のほか、ジャングルポケット・斉藤慎二さんの感染報道も伝え、警戒が続くことを強調しました。
しかし中尾さんは不満な表情。
自宅療養中に亡くなった高齢者の報道に対し「なんか高齢者ばっかしイジメられてるね。もっと救いの手を向けてあげられないのかな」、「なんとかしてくれよ。俺も高齢者だから」と発言。
そして緊急事態宣言を続けた場合、感染者数が限りなくゼロに近づく予想に話題が及ぶと「1日感染者数が減ったからって(テレビ朝日アナウンサー)飯村くんも新井も喜ぶなよ」と、番組MC新井恵理那アナらを一喝したのです。
また「喜んじゃいました」と新井アナがつぶやくと、中尾さんはさらに語気を強め「1年間も治らない病気なんだよもっと恐ろしい病気なんだから。1日減ったからって喜ぶものではない」、「計算で出てくる病気でもない。命取られるんだから」と、出演者の気の緩みを批判しました。
出演者のほかにも「500人なんて勝手に数字出すなよ。ゼロになって初めて言えることじゃないか」と、西村経済再生担当相の言葉に批判の矛先を向けた中尾さん。
野球解説者・里崎智也さんからも「2000人を観てしまったんで600人は減ったなって思う。中途半端に解除しないでしっかり感染対策をした上で解除の方がいいんじゃないか」と、中尾さんのコメントを支持する発言が飛び出していました。
中尾彬「喜ぶなよ!」出演者一喝に視聴者からは賛否…
新型コロナウィルス感染者数が減少したことに安堵の表情を見せた新井恵理那アナらを、「喜ぶなよ!」と怒りをあらわにした中尾彬さん。
すると中尾さんの発言に対し、番組を観ていた視聴者からは「その通り」と中尾さんを支持する声が上がった一方、自身の意見を押し通そうとするその態度に厳しいコメントも多数寄せられることに。
「この人結局感情論だよね?意見が偏りすぎててなんで番組に出ているのかわからない」
「朝から気分の悪い物言いなんだが…マジで何様なんだろう?」
「喚き散らしているだけじゃ何にもならんぞ!ご意見番とか言ってるけど、ただの無能じゃんw」
「『老人をいじめるな』と言ったそばから若者いじめですか?本当にその場の考えだけで発言してるからダメなんだよコイツは」
「ゼロになるまでって…その間にどれだけの人が経済的に苦しまないといけないのかわかってるの?若者が貧困で悲しんでいればそれでいいの?本当に腹立つ」
「なんでいつも偉そうにしてるんだろう」
「中尾彬に不快感…テレビ放送だということを理解していないような?もしかして素人なのかな?」
「自分勝手な発言ばかりで何でグッドモーニングに出てるんだろうって不思議でしょうがない。老害枠か?」
「THE老害の中尾彬」
などと、論理的なコメントが「できていない」として批判が殺到することに。
緊急事態宣言の発令期限まで2週間を切った今週。
感染者減少に一喜一憂することは好ましいことではありますが、「ゼロコロナ」という理想像には多くの視聴者も「不可能」と感じているうようです。
(文:有馬翔平)