画像:時事
2日に放送された「新春大売り出し!さんまのまんま」(フジテレビ系)。
バドミントンの桃田賢斗選手に合流する形で登場した女優・広瀬アリスさんに対する、明石家さんまさんと今田耕司さんからのセクハラともとられる説教に、視聴者が拒絶反応を示し大炎上しました。
一体どのような内容だったのでしょうか。
明石家さんま、『さんまのまんま』で広瀬アリスへ古い価値観を押しつけ批判殺到
2日に放送された「新春大売り出し!さんまのまんま」(フジテレビ系)。
同番組に、バドミントン男子世界ランキング1位の桃田賢斗選手が初登場しました。
まだ26歳と若く、2024年のパリオリンピックについて聞かれ、「一応狙ってはいます」と意欲を見せます。
他にも「モテるやろ」との問いに対して、「どういう女性を選べばいいのか分からない」と告白したり、「(女性との)出会いはないの?」など、根掘り葉掘り質問されていました。
そんな桃田さんに合流する形で登場した広瀬アリスさん。
広瀬さんと桃田選手は26歳で同い年という事もあり、さんまさんはここぞとばかりに桃田選手のことを「助けてほしい男がいるんですよ」「女性の選び方が分からない」などと恋愛相談を持ちかけます。
ところが広瀬さんは「結婚願望がない」「人と一緒に暮らせない」など、全く響いていない様子。
桃田選手からお土産のラケットを渡されても、私一人が持っていても意味がないという思いから返そうとすると、さんまさんから「少しは桃田を立てろ」とダメ出しされる一幕も。
広瀬さんは、さんまさんと桃田さんが退室した後に入ってきたお笑い芸人の今田耕司さんからも「男は立てなあかんねん」、「だから男が出来ないんや」、「嘘でも喜んでおけば可愛いと思ってもらえる」などの説教を受けます。
しかし、これに視聴者からは
《さんまと今田は古すぎ。なんで広瀬アリスを桃田のケア要員にしようとするわけ?》
《持ちあげなきゃって思うなら、てめぇがやればいいのに女の仕事だと思ってる所本当にきも…》
《自分のことフェミニストだと思ったことはないけどこれはセクハラ》
《広瀬アリスに女性らしい気遣いを求めたりするのもなんか見てて辛かった…》
《広瀬アリスちゃんのサッパリとした対応良かったわー!あれくらいの対応が良い。》
《男を気分よくするために持ち上げろっていうさんまと今田マジないわ》
《さんまと今田で広瀬アリスにおべんちゃらできひんのかという地獄のような時間…。なぜ、男性が喜ぶように強要されるのか…。》
など、さんまさんと今田さんが発した時代錯誤の発言に対し、拒絶反応が多く出て大炎上しました。
セクハラについての認識を改めるには
価値観が時代に追いついていないなどの指摘が相次いだ今回の放送ですが、さんまさんは以前からセクハラをコミュニケーションと捉えているなどの発言があります。
昨年9月に放送された「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)内で、「ハラスメント」に関する議論が繰り広げられた際、ノースリーブを着ている女性に対して『えらいノースリーブですごいなぁ』と言ってしまう自身の何気ないコミュニケーション例をセクハラと言われ、困惑を示しました。
ハラスメントは相手との関係性によるというのはよく知られた話です。
両者に信頼関係があれば、プライベートの話題に踏み込んでもハラスメントにはなりづらいという事もあるかもしれません。
しかしハラスメントをして問題のないキャラクターなどは存在せず、「お笑い芸人だから」ハラスメント行為が許される免罪符にはなりません。
ハラスメントがここまで問題視されることを謙虚に受け止め、価値観をアップデートする時期に差し掛かっているのかもしれません。
(文:Quick Timez編集部)