17日に放送された「やすとも・友近のキメツケ!※あくまでも個人の感想です」(関西テレビ)。
同番組で紹介された、神奈川・鎌倉にあるパン屋さんが提供する「16年待ち」の食パン。
しかし、それを観た視聴者から不評を買う事態になっています。
一体なぜ、そのパン屋さんは、不評を買ってしまったのでしょうか。
「16年待ち」、人気の食パン!でも「買いたくない」との声が…
17日夜に放送された「やすとも・友近のキメツケ!※あくまでも個人の感想です」(関西テレビ)。
この日の放送は、「数年待ちの店!待つゆうても限度ある!」という内容で、予約が殺到して、商品が届くまでに莫大な時間がかかるお店が特集されました。
その中で紹介されたのが、神奈川・鎌倉にある一軒のパン屋さん。
元競輪選手の店主が、「手ごね」で作る食パンが人気ですが、予約してから手元に届くまでなんと「16年」もかかるという代物です。
長年かかって、ようやく届いたそのパンの味は、「とにかく幸せ」な味なのだそう。
しかし、パンを作る過程を観ていた視聴者からは「ある指摘」が入ります。
「パンをこねている横で、しゃべりすぎ!」
「マスクもしないで、こねているとか……」
視聴者が、注目したのは「マスク」をしているか、していないか、ということ。
同番組のリポーターに店主の妻である女性が、パンをこねる店主の横で説明をしていましたが、この時確かにマスクはしていません。
このパン屋さんは、「衛生観念」から不評を買ってしまったようです。
マスク着用は義務?厚生労働省のマニュアルには…
マスクを付けずに調理場に立っていたことで、不評を買ってしまったパン屋さん。
しかし、料理番組を観ていると、マスクをしないで料理人が調理場に立つ飲食店も結構な頻度で見かけます。
マスクの着用は義務づけられていないのでしょうか。
厚生労働省が発行している、調理従事者向けのマニュアルを見てみると、調理場に入る場合は、マスクの着用が記載されています。
しかし、これはあくまでも推奨であり、「絶対に着用しなければならない」というものではありません。
そのため、マスクをせずにパンをこねていても問題ではないのです。
ただ、法律的には間違っていなくても、一度「不衛生」と思われてしまえば、それは商品のイメージダウンに繋がります。
結局のところ、法律的な問題はなくとも、お店はマスクを着用しておいた方が衛生的にも、信用問題的にも安心でしょう。
(文:有馬翔平)