画像:時事
日本時間同日正午前にロシアがウクライナ侵攻を開始したことを特集した24日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
するとニュース解説員のロシア側から見た事態の解説に対し、EXIT・兼近大樹さんが首を傾げるシーンがありました。
EXIT兼近、ウクライナ侵攻開始のロシアを非難「それがすごく平和的じゃない」
24日、ロシアによるウクライナ侵攻がこの日、日本時間正午前に開始されたことを特集した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
その放送の中でロシアが軍事行動に至った理由に対し、EXIT・兼近大樹さんが首を傾げるシーンがありました。
緊張が続いていた中で、ついに戦端が開かれてしまった今回の事態。
このことに兼近さんは「簡単じゃないなって感じにすごくなってきた」と状況の複雑さに意見を添えると「日本は(日本国憲法)9条で守られているから大丈夫だっていう声もありますけど、その9条もね、捉え方によって様々な形に変わっていく」、「不安をあおるわけじゃないですけど、対岸の火事じゃなくていつ日本に飛び火がくるかわからないのでここでしっかり学んで、どういう状況なのか把握しておきたい」とコメントしました。
すると、放送の中で解説員として出演していた政治団体代表の木村三浩氏が「ミンスク合意をゼレンスキーさんが壊した」、「平和の力というものを最終的に壊したのはゼレンスキーさんで、今回の事態を招いたのは彼の政権維持の在り方がまずかった」と持論を展開。
ロシアから見た侵攻開始の大義について議論が巻き起こると、兼近さんは「『平和のために』というのがすごいわかんなくて、平和のためだったらまず起こしちゃダメだろって」と指摘。
「ずっと平和じゃなかったというのもわかるんですよ。戦争が僕らは知らないけどずっと起きてたわけで。その中でずっと命が失われている中で、あれが平和のためだったというのであれば何でもアリになってしまう」と述べ「じゃあなんで今になってこんなに大きく動いたんだよって。タイミングもおかしいじゃないですか。それがすごく平和的じゃない」と、ロシアの行動を批判しました。
さらに兼近さんは「あとこれをこのまま許してしまうと、シンプルに色んなところがまずいというか、中国が台湾に攻め入る理由にもなると思いますし、日本も色んなことに巻き込まれる」と、他人事ではないとも主張。
「これはすべての人が許してはいけないことなんじゃないか」と改めてロシアの軍事行動を非難していました。
「大事なことだと思う」兼近の言葉が共感を呼ぶ
ロシア寄りの意見にも耳を傾けた上で、「すべての人が許してはいけない」と反戦を訴えた兼近大樹さん。
この兼近さんの言葉は番組を観ていた視聴者の共感を呼び、「平和のためだったら起こしちゃダメという兼近さんに大きく頷く」「兼近さんの言葉がその通り。大事なことだと思う」などとSNS上では兼近さんのコメントに頷く声が多数寄せられていました。
歴史的、地政学的な各国のしがらみが交じり合う中で始まったウクライナ侵攻。
しかし、如何なる思惑があろうとも武力の行使だけは許してはいけません。
(文:有馬翔平)