画像:時事通信フォト
放送メディアの主軸を担うテレビとYouTubeについて、「どっちが面白い」ということを議論し合った4日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
すると、ひろゆき氏が「つまらなくなった」と言われるテレビに対し肩を持つシーンがありました。
ひろゆき、テレビがつまらなくなったワケ分析「問題はテレビ局の…」
4日、「テレビとYouTubeはどちらが面白いのか」ということに議論を交わした「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
すると、「つまらなくなった」と言われるテレビに対しひろゆき氏は問題点を指摘するシーンがありました。
この日、番組の制作過程を放送しテレビとYouTube動画の違いを表した同番組。
莫大な時間がかけられて番組が作られていることに、ひろゆき氏は「そんなに違いはなくて、テレビの方が編集すごい頑張ってますって言ってたんですけどある種の自己満足が入ってて『もう少しコスト下げられるんじゃねえの?』って気がしました」といきなりダメ出し。
しかし、1日にテレビを15分以上視聴する各世代の割合が2010年と比較すると20代、30代を中心に大幅に下落しているというデータには「僕はこの表が解せない」と首を傾げ、「たとえばM-1で錦鯉さんが優勝しましたって20代から40代みんな知ってて、みんな観てるんですよねYouTubeで。でも視聴率は20パーセントくらいじゃないですか。でも僕の体感だと20代30代、40代に『その漫才観ましたか?』と聞くと8割はいってる」と、テレビ番組の内容を多くの人が知っていると指摘。
「だからテレビのコンテンツ面白いよねというのはみんなわかってて、YouTubeで観てる。違法なんですけど」と見やすい媒体との理由を挙げて「テレビがつまらなくなったという問題ではない」とコメントしました。
テレビ、YouTubeともに内容に差はないとしたひろゆき氏。
「テレビ局のスキルある人がやりだすと本気で(YouTubeも)伸びるから、やっぱりテレビ局って優秀な人材がいるよね、コンテンツ面白いよねとなるので、問題はテレビ局の経営者ってだけな気がします」と問題点を指摘し、スタジオの笑いを誘っていました。
「その通りかも」テレビの問題点に視聴者も納得
「つまらなくなった」と言われるテレビの問題点を指摘したひろゆき氏。
その後も「YouTubeの広告ってイヤでしょ、観たくないでしょ、お金払ったらなくなりますってテレビ局言えないじゃないですか。そこは構造的に勝てなくないですか?テレビ局は」と収益源が枷になっているとも持論を述べ続けました。
するとひろゆき氏のコメントに番組を観ていた視聴者も納得。
《問題は経営者ってその通りかも。もしホリエモンとかがフジテレビを買い取ってたら今頃Netflixみたいなのが生まれてたかも》
《倍速機能がないのと見逃した時に録画できる機器がないとダメっていうのがキツイ。つまらなくなったと思ったことはない》
《コスパ悪いし、コンプライアンスは厳しいしテレビは前提からして勝てない。内容以前に勝てる要素ないんだよ》
などと頷いていました。
YouTubeをメインの放送メディアとしている人が8割以上もいると言われる現在。
しかし一見、オールドメディアになりつつあるテレビも経営次第ではまだまだ復活の道を残しているようです。
(文:有馬翔平)