画像:時事
様々なシーンで導入が増えてきた最先端ロボットについて、人型である意味に対し議論を交わした20日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
すると、EXIT・兼近大樹さんが哲学的な主張を口にしてファンを驚かせるシーンがありました。
EXIT兼近、ロボットが人型である理由に「人間たちの驕りが恥ずかしい」
20日、最先端ロボットが人型である意味について出演者らが意見を交わした「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
するとその放送中、EXIT・兼近大樹さんがそのテーマに対し哲学的な持論を主張しました。
様々なシーンで導入が進む最先端ロボット。
しかしその多くが人間と似たような形態を採っていることに対し、EXIT・りんたろー。さんからは「人型である必要があるのかなって。二足歩行が一番不安定な形だと思うので、もっと適材適所で一番求められる形でもいいのかなって思います」と疑問の声が。
さらに、兼近さんも「せっかくロボなんだから、その作業に適した形を作れる方が簡単だろうなって。その方が早く普及するだろうなって感覚はすごくありますけど」と人型は不安定だと指摘。
そして「なんか人間って…人に近づけたがるじゃないですか。なんでも」、「人間が最高の傑作だと思ってるんですよ」と人型を採用する思惑について持論を展開し始め「それがすごく恥ずかしくて。神様を描く時も人型だし、そんなわけないじゃないですか。抽象的なものかもしれないじゃないですかスライムみたいな」とコメントしました。
その後も「でも我々ってすごいものを作る時、人型に寄せるんですよ」と続け「その人間たちの驕りが恥ずかしいです。これを見てても」とスタジオの笑いを誘った兼近さん。
「確かにガンタックよりガンダムの方が強いですもんね」というりんたろー。さんのコメントには「それも変だろ!」と鋭くツッコミを入れていました。
「哲学的すぎる」人間たちの驕りにファンもビックリ
最先端ロボットがことごとく人間と似たような形をしていることに、「人間たちの驕り」とコメントした兼近大樹さん。
するとスタジオからは笑い声も上がった兼近さんのコメントに、
《かねち―のコメントがすごい哲学的すぎる。確かに神様が人以外の形をしている可能性なんか考えもしなかった》
《人間代表として話しているかねちーが面白いwでもその通りで人間至上主義みたいなのがロボットに出てるのかもしれない》
《神様は人間以外の形をしているかもしれないっていう兼近さんの言葉にハッとさせられたわ…》
などとファンからも反響が。
しかし、兼近さんのコメントは当たらずともいえども遠からずだったよう。
この日、スタジオに出演した専門家の方が人型である理由について「EXITさんがおっしゃったことが近い」と指摘。
「人間が人の形をした生き物であるから、ロボットも人型である必要がある」と、人間が行っている作業をこなすことが前提となっているため、人間と同じ形でどこまで作業をこなすことができるのかが判定基準になると「人間基準」があると説明したのでした。
寄り人間に近くなるよう今も研究が進んでいる最先端ロボット。
しかしなぜ人型であるのかという答えには、人間の驕りが影響しているとも言えるようです。
(文:有馬翔平)