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先日、衆院予算委員会でも議題にあげられた「ベーシックインカム」について議論を交わし合った17日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
すると、以前からベーシックインカム導入を訴えていたひろゆき氏が持論を述べました。
ひろゆき、日本の人口減少に警鐘鳴らす「絶滅する」
17日、衆院予算委員会で議論された「ベーシックインカム」について出演者らが意見を交わした「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
すると、以前からベーシックインカム導入を訴え続けてきたひろゆき氏が持論を述べました。
欧米各国でも社会実験が行われているベーシックインカム。
月10万円ほどの金額を国民に支給する制度に対して、ひろゆき氏は以前にも「最初のうちにお金をあげるなりして稼げる仕事のスキルをためたりとか、まず日本の人口を増やすためにはベーシックインカムなりやらないと変わらないと思ってる」と主張していました。
さらにこの日もひろゆき氏は「毎年日本の人口って50万人くらい減っていってるんですけど、人口が減っていくと会社も減っていく、日本ずっと貧乏なままだよね」、「なので日本人を増やそうとすると30歳までのカップルに『とりあえず子供作っちゃってよ』って経済的な状況を作らないといけないと思っている」と指摘。
「なのでベーシックインカム、生活保護という形で30歳以下の方が生活できて子供を育てられるという状況を作らなければ、ますます日本人が減っていって、日本の人口が減っていって絶滅する方向にあるんじゃないかなと思っています」と述べました。
またひろゆき氏は日本維新の会が提唱しているベーシックインカムの在り方についても言及。
基礎年金、生活保護の一部、児童手当などをベーシックインカムに置き換えていく「一元化」する手段に、ひろゆき氏は「僕このタイプのベーシックインカムは良くないと思っていて、社会保障を削って今の予算でなんとかしようとするのってマイナスが大きすぎる」と反対の立場であることを明らかに。
「純粋に国家予算増やしてやる方がまだマシ」と述べ「解雇規制をなくすことによって法人が利益を上げやすくしてその代わり法人税を上げますよとか」と消費税増税など税制の拡充によって財源を確保することを唱えていました。
ベーシックインカム制度、賛成?反対?
人口増加のためにベーシックインカム制度が必要だと訴えたひろゆき氏。
財源確保など懐疑的にな声も上がっていますが、視聴者の意見は多数が導入に賛成の様子。
《これは本当にその通りだと思う。全員じゃなくても高齢者以外に配るとかすればいいし、とにかく人口を増やさないと内需も増えない》
《若い人が結婚、スキル獲得するためのベーシックインカム。親ガチャ問題で浮き彫りになったように、若い世代は格差を前に絶望しているんだ》
《最低限の生活というより、給料の底上げを図るための制度ならいいんじゃない?まあそれで社会保障が薄くなるなら意味ないとは思うが…》
などと、ベーシックインカム導入を容認する声が多数を占めていました。
少子化問題を打開するための切り札でもあるベーシックインカム制度。
今後、さらに大きな注目の的になっていくことは必須なのでしょう。
(文:有馬翔平)