画像:時事通信フォト
今週日曜日、心不全のため77歳で亡くなられた歌舞伎俳優・中村吉右衛門さん。
訃報に際し香川照之さんがMCを担当する「THE TIME,」(TBS系)で3日、視聴者へ意味深なメッセージを送りました。
香川照之、『THE TIME,』で意味深メッセージ「大きな喪失感に包まれ…」
3日、番組スタートから2ヶ月が経過した「THE TIME,」(TBS系)で、MC香川照之さんが視聴者に向けて意味深なメッセージを送りました。
朝6時ちょうど、「当番組がスタートしてから2ヶ月が経ちました。私も今日で10回目の登坂となります」と毎週恒例のコメントを切り出した香川さん。
「おかげさまで様々なニュースに触れる機会が増え、みなさまと同じように私もそれに一喜一憂する毎日、毎週を送っていたのですが」と今までの放送を振り替えると「今週の私は大きな喪失感に包まれ、力が抜けて、悲観に暮れていました。みなさまにもそういう時があるかと思います」と気落ちしていることを明かしました。
「それでも人生は続いて生きます。毎日を生きていかなければなりません」とコメントを続ける香川さんは視聴者に向けて「そんな時私たちを前に突き進めていくものとはなんでしょうか?」と問いを投げかける場面も。
そして「当たり前のことかもしれませんが朝普通に起きられて、食べるご飯があって、仕事に行けて、周りの人たちに支えられて一日を普通に送ることができる。小さなことだと普段は思っている、そんな感謝こそ大切なのだと改めて気づかされました」とすると「生かされているこの現実が、人生なのだと思います」と回答。
その上で「さあ今日も、その感謝の念をもって頑張っていきたいと思います。日本の朝が見える『THE TIME,』。スタートです」と番組をスタートさせていました。
「胸に突き刺さった」名演説に感銘を受ける視聴者続出
「生かされているこの現実が、人生なのだと思います」と番組のオープニングで視聴者に語り掛けた香川照之さん。
香川さんがなぜ、オープニングにこの言葉を選んだのかというとそれは今週日曜日に心不全で亡くなった歌舞伎俳優・中村吉右衛門さんのことがあるのだそう。
中村さんの名前は口には出さなかったものの、おそらく訃報に対するコメントだと多くの視聴者も感じ取ったようで、
《たぶん吉右衛門さんのことだよね?訃報には直接触れずにコメントする香川さんに感動した》
《メイク中だったけどボロボロ泣けました…この時間にテレビつけていて良かったです。香川さんに感謝』
《一日感謝、涙をこらえて話す香川さんの言葉がすごい胸に突き刺さりました。ありがとうございます》
などと、香川さんのメッセージに反響が巻き起こっていました。
喪失感に包まれる中でも、視聴者を鼓舞した香川さん。
そのと力強い言葉に背中を押され出勤した視聴者も多かったのではないでしょうか。
(文:有馬翔平)