画像:時事
太平洋戦争が進み、ものものしい雰囲気が漂いはじめた朝ドラ「カムカムエヴリバディ」。
次々と軍部に登場人物が招集されていく中、17日の「あさイチ」(NHK総合)では博多華丸さんが同ドラマの演出に首をかしげるシーンが。
博多華丸、『カムカムエヴリバディ』違和感バリバリの演出にツッコミ「心配ですよ」
17日、太平洋戦争が進み登場人物が続々と招集されていったことで悲壮感が漂う朝ドラ「カムカムエヴリバディ」13話の朝ドラ受けを行った「あさイチ」(NHK総合)
すると、博多華丸さんがストーリーとはまったく関係ないある「演出」にツッコミを入れるシーンがありました。
上白石萌音さん演じる安子の実家、菓子問屋からも続々と職人が招集され、さらに雉真稔(松村北斗さん)の学徒出陣も決まったこの日の朝ドラ。
重々しい内容に出演者らが口をつぐんでしまう中、華丸さんは「理不尽…理不尽ですよね」と切り出し「あの打球の角度はセンター、百歩譲ってセンター前、センターライナー」と、稔の弟である勇(村上虹郎さん)の野球の試合に言及したのでした。
この華丸さんのコメントには博多大吉さんも「わかるよ。セカンドフライなわけない打球でしたね」と納得。
そして華丸さんは「捕るならこう(胸元で捕球)じゃないんですよ。こう(ジャンピングキャッチ)なんですよ。あの角度ならね」と打球の違和感を指摘し続けました。
その後「そんなことで理不尽と言ってるわけじゃないですけども」と言いつつ「勇が心配ですよ。あれだけ振り切って、あそこまでしか飛ばないなら」と野球の話題を取り上げ続けた華丸さん。
大吉さんも「ちょっとね、プロのスカウトはあの辺評価しないですよね」と述べ、「こんなことでも言うしかないんですよ。ごめんなさい、本当に」と太平洋戦争の暗い内容から逸らすための努力であったことを明らかにしていました。
「そこかよ!」華丸の目の付け所に視聴者も爆笑
重苦しい内容の朝ドラに対し、打球の行方が気になってしまった博多華丸さん。
するとセカンドフライではない当たりという華丸さんのコメントに対し、「華丸さんそこかよ!でも確かにヒットかなと思ったらフライだったのは引っかかってた」、「言われてみれば。確かにあの角度で飛んでフライだったら一二塁間どんだけ距離空いてんの?ってなる」などと視聴者からも華丸さんの目の付け所に笑い声が。
しかし、この日の華丸さんの朝ドラ受けはナイスプレーだったのだとか。
「勇が打った球の行方に違和感を覚えていたの華丸さんだけではありませんでした。実際、結構いい角度で飛んでいったにもかかわらず結果は平凡なセカンドフライ。そのことに『制作陣は詰めが甘い』とか『あれがセカンドフライになるわけがない』とSNS上ではコメントが殺到していました。変哲もない一コマの演出ですが、華丸さんが朝ドラ受けでツッコミを入れたのはファインプレーだったのではないでしょうか」(テレビウォッチャー)
違和感を覚えた朝ドラファンも多くいた謎のセカンドフライ。
しかし、それを笑い話に変えたことは華丸さんの好判断だったようです。
(文:有馬翔平)