文:有馬翔平

橋下徹「それはコスいわ」政府主導、マイナンバーカードの導入に不満爆発

橋下徹

画像:時事

先日に火ぶたを切った衆院選を中盤戦に差し掛かり、各政党の動向について議論を交わした23日の「NewsBAR橋下」(AbemaTV)。

するとその放送の中で、MC橋下徹氏がマイナンバーカードによる本人確認制度に苦言を呈する場面が。

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橋下徹、マイナンバーカードの導入方法に苦言「それはコスいわ」

23日、衆院選挙を中盤に差し掛かり各政党の動向について議論を交わした「NewsBAR橋下」(AbemaTV)。

その放送の中で、マイナンバーカードによる本人確認制度に対しMC橋下徹氏が苦言を呈しました。

この日、各候補者が掲げる政策を「あの国会議員が所得を上げますって本当かよと」とバッサリ切り捨てた橋下氏。

すると、話題は東京都がワクチン接種者に対しクーポンやポイントの付与をメッセージアプリ「LINE」を使い導入したことへ。

「僕は大賛成です」と東京都の試みに頷いた橋下氏。

しかし一方で「国はね、あれ反対します」とコメントし、東京・渋谷区が勘案した住民票登録する際にLINEを使った申請制度を例に挙げ「国の方の総務省が禁止。本人確認はマイナンバーカードだけってした」と政府が同制度を却下したと述べたのでした。

橋下氏は続けて「暗証番号登録はやめようって世界はそうなってるんですよ」と世界のトレンドにも言及し、「東京都はマイナンバーカード方式じゃなくてLINE方式を採るから僕はこれね、小池さんに総務省と闘ってもらいたいなと」とも。

これにはこの日のゲストだった慶応義塾大学教授・岸博幸氏も「役人は今ある制度や法律を守るからわかる。それを変えるのが政治家なんですよ」と同意。

マイナンバーカードの普及率が4割弱としながら「みんな使えないんですよ」、「それでワクチン接種などを確認しようとしたら、他の方法も併用せざるを得ないんですよ」とコメントしました。。

マイナンバーカードによる本人確認制度に苦言を呈した橋下氏。

「LINEのやり方をヤメロヤメロって言うのはマイナンバーカードを取らないとワクチン接種証明書を取れないから。それで普及させようとしてるんだったら、それはコスいわ」と終始、マイナンバーカードに固執する政府の手法へ首をかしげていました。

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「必要ない」、「LINEにする方がもっと怖い」マイナンバーカードは必要?

マイナンバーカードを作成した上で行われる本人確認制度を「コスいわ」と批判した橋下徹氏。

するとこ橋下氏の持論に番組を観ていた視聴者からは、「確かにマイナンバーカードは必要ない。運転免許だけで十分」「LINEに個人情報預ける方がもっと怖いわ。あんなどこに情報引き抜かれてるかわからないものを使うな」などと賛否両論のコメントが相次ぐことに。

では、マイナンバーカードを作成するべきなのでしょうか。

「マイナンバーカードの普及率は低迷しており、その背景にあるのは『作るメリットがない』ということが挙げられています。確かに国内の運転免許保持率はどの年齢でも8割弱もあり多くの人が身分証明書としては事足りている状況です。しかし、マイナンバーカードを作れば今後、住民票の写しや印鑑証明書をコンビニからでも発行することができ、わざわざ公的機関に足を運んでいた手間というものがなくなります。その点だけでも私は作っておいた方が何かと便利なのでないかとは思っていますけどね」(ライター)

書類集めが簡素化されるマイナンバーカード。

作成しておいても損はないようです。

(文:有馬翔平)