画像:時事
今月末に最終回を迎える朝ドラ「おかえりモネ」の恒例となっている朝ドラ受けを放送した4日の「あさイチ」(NHK総合)。
その放送中、MC博多大吉さんが同ドラマのあるシーンに対し注文をつける一幕がありました。
博多大吉、朝ドラ『おかえりモネ』の演出にダメ出し
4日、今月末に最終回を迎える朝ドラ「おかえりモネ」の感想を述べ合う朝ドラ受けを放送した「あさイチ」(NHK総合)。
その放送中、MC博多大吉さんが同ドラマの演出に注文をつけるシーンがありました。
第21週目の放送を迎え、ヒロインのモネ(清原果耶さん)の周囲で転機があることを予感させた同日の放送。
すると「なんかモネちゃんの周りが色々と変わっていきそうですね」と鈴木菜穂子アナウンサーが切り出すと、大吉さんも「みーちゃん(モネの妹)は東京に行くのかな?」、「お父さんはそのまま昇進するのかな?もうちょっと喜んでも…」などとコメント。
相方の華丸さんは、モネが東京から宮城・気仙沼に戻ってきたことに対し「『東京でなんかあったの?』って絶対聞かれるよね?あれってあるあるじゃないの?」などとスタジオの笑いを誘いました。
そんな中、「細かいとこですけど」と気になったことを述べ始めた大吉さん。
大吉さんが気になった箇所はモネが出演している「ラジオのシーン」。
これに「後ろにBGMとか必要だと思うなあ」と指摘すると、「おしゃべりだけでしっとりしっとり…ラジオ深夜便じゃないんだから。もっと明るくやった方がいい」とダメ出しをしたのでした。
「ディレクターになりたい!」と熱弁を振るう大吉さん。
そんな大吉さんの様子に「言ってあげたい」と鈴木アナも思わず笑みをこぼしていました。
「そう、それだ!」大吉のダメ出しが反響を呼んだワケ
「おかえりモネ」のラジオシーンに対して、「もっと明るくやった方がいい」とダメ出しを口にした博多大吉さん。
スタジオからは笑い声が上がりましたが、その一方で番組を観ていた視聴者からは共感の声が。
《そうか…なんか物足りないと思ってたのはBGMがなかったからか》
《大吉先生そう、それだよ!それでなんか暗く感じてるんだよ》
《大吉先生おっしゃる通りです。モネ全体的に暗いもん。BGMほしいよ》
などと、大吉さんが指摘した演出が反響を巻き起こしたのでした。
ではなぜ、大吉さんの演出が視聴者の賛辞を招いたのでしょうか。
「ヒロインが気象予報士の資格を取得する姿や、地元で活躍する姿を描いたこのドラマですが、登場人物の多くが家庭の環境だったり人間関係で後ろ暗い感情を抱いており他の朝ドラと比較すると『暗い』という印象を受けます。しかし個人の感想ですがその『暗さ』が今までにない人間ドラマを生んでおり、『おかえりモネ』の魅力だとも感じています」(芸能ライター)
複雑な人間関係を描いているという同ドラマ。
ただそれが見どころであると同時に欠点にもなっているのだとか。
「その魅力だと感じる『暗さ』なのですが、中にはその『暗さ』にうんざりしている視聴者もいるようで、『朝は楽しいドラマがみたい』、『こんなのドラマじゃない』という声もあるのは確かです。だから大吉さんの『明るく』にリアクションが相次いだのだと思います」(同)
今年「気象予報士試験」の受験者が増加するなど、世間に影響を与えたとも言われる「おかえりモネ」。
しかしその雰囲気に「朝ドラではない」と感じるファンも多いようです。
(文:有馬翔平)