画像:時事
東京オリンピック・パラリンピックのため放送をおよそ1ヶ月半休止していた「あさイチ」(NHK総合)。
6日に再開すると1ヶ月ぶりとなる朝ドラ受けを放送、盛り上がりを見せる「おかえりモネ」について出演者らが思いの丈を述べました。
すると、博多大吉さんから同ドラマの登場人物へガチアドバイスが送られることに。
博多大吉、1ヶ月ぶりの朝ドラ受けでガチアドバイス「比べられてますよ」
6日、東京オリンピック・パラリンピックの特別編成のため長期間放送を休止していた「あさイチ」(NHK総合)が再開。
1ヶ月半ぶりとなる朝ドラ受けで、再開早々に博多大吉さんが「おかえりモネ」の登場人物へアドバイスを送るシーンがありました。
この日、医師である菅波光太朗(坂口健太郎さん)と思いの通じ合ったヒロイン・モネ(清原果耶さん)がアツアツシーンについて「菅波先生とくっつけばいいなと思ってたけど…あんなに積極的だったとは」と生唾を飲み込んだ出演者ら。
しかし、大吉さんは2人のアツアツシーンより気になる箇所があった様子。
「莉子ちゃんですか…悩みがね」と指摘したのは、神野マリアンナ莉子(今田美桜さん)が気象コーナーの視聴率が下がっている原因に自分が関係していると打ち明けるシーン。
莉子は「でも朝岡(西島秀俊さん)さんの時と条件は同じですよね?それでこれだけ数字が下がるということは、私が避けられてるんですよ」、「それがダメなんじゃないんですか?私の、明るくてポップというところが」と自虐を連発。
さらに、「なんか『軽い』とか、『この人信用できない』と思われる要因なんじゃないんですか?」とまで。
そして、自虐の背景にネット上の心無い書き込みを見たことが明らかになると、莉子はモネに「私には何が足りない?」と問うのでした。
このシーンに他人事ではない何かを感じ取った大吉さん。
「我々だってねずっと、井ノ原さん、有働さん、柳澤さんと比べられてますよ」と、「あさイチ」前任者の名前を挙げると「色んな言葉を受け取ります」と、似たような境遇を経験したこと告白。
「やめなさい!」と相方・博多華丸さんが制止する中、「ただ莉子ちゃん、僕からのアドバイス『そうだよなあ』って思うことだと思うよ」、「『そりゃそうだよ』って思いながらやると気楽になりますけどね」と、莉子へガチアドバイスを送りました。
「天才か」大吉流処世術に反響続々
世間からの声を気にする登場人物に対し、「そうだよな」と思うことだとアドバイスを送った博多大吉さん。
すると、自身も世間から様々な意見を受け取っていたということに視聴者が反応。
《1ヶ月ぶりの朝ドラ受けがすんごい》
《大吉さんの処世術、いつも感心するありがとうございました》
《大吉先生の言葉がいつも以上にしみる。やっぱり天才だわこの人》
などと、莉子と同じような境遇だったと思わせる言葉にコメントが相次ぎました。
「2018年に井ノ原快彦さんらから後を継いだ大吉さん、華丸さん。確かに引き継ぎ当初は井ノ原さんらが見られないことに『さみしい』などという声がたくさんありました。しかしその後は井ノ原さんらが残した部分を踏襲しつつも、自分らの空気を作っていくことで視聴者を味方に。今では好きな芸人ランキング上位に入るほどの好感度を誇るようになりましたし、『そりゃそうだよ』って自分に言い聞かせるのは正しい選択だったのでしょうね」(芸能ライター)
世間の声を受け入れることで超人気芸人となった博多大吉さん、華丸さん。
いい声も悪い声も受け取らなければならない芸能界では、それが一番良い処世術なのかもしれません。
(文:有馬翔平)