画像:時事
人の怨念がつまったアイテム、いわゆる呪物と呼ばれるもの。
そんな夏にピッタリのアイテムをタレントらが持ち寄って紹介し合った28日の「カンニング竹山の土曜TheNight」(AbemaTV)で、MCであるカンニング・竹山隆範さんが最近の階段事情に絶句するシーンがありました。
カンニング竹山「変わっちゃったな」
28日、お笑い芸人が自慢(?)の呪いのアイテムを持参し紹介し合った「カンニング竹山の土曜TheNight」(AbemaTV)で、地上波で怪談特集がやりにくくなっている事情にカンニング・竹山隆範さんが絶句するシーンがありました。
この日、今怪談師としても注目される都市ボーイズ・はやせやすひろさんらが持っていると不幸になるという置物を持ちあった同番組。
生放送にもかかわらず、猫の鳴き声が何回も入り込むなど不可解な現象が多発しましたが、その放送で竹山さんが絶句したのははやせさんのある「一言」でした。
「俺、テレビの人にちょっと聞いたんですけど…」と切り出し、「本当に怖い話は今テレビでなかなかしづらいというのを聞いたんですけど、本当ですか?」とはやせさんに問いかけた竹山さん。
すると、はやせさんは「そうですね」と頷くと、「テレビでお話させていただく機会がありまして、いくつか候補を出したんですけど『人が亡くならなくて不幸にならない話ってないですか?』って言われて」と告白。
「それって怪談なの?」と、思わず首を傾げてしまうようなエピソードしか語ることのできない状況を明かしたのでした。
これに竹山さんは、「この間テレビ観てたらね、怪談特集やってて落語家さんみたいな雰囲気の人が出てきて昔で言う『お岩さん』みたいなテイストの」と、自身が肌で感じ取った変化をポツリ。
そして「本当にそうなっちゃってるんだ」と肩を落とすと、「変わっちゃったな、夏が」と絶句。
姿を消した怪談に肩を落としていました。
怪談は消滅しつつも…迎えた新怪談ブーム
年々締め付けが強まり、地上波からは姿を消しつつある怪談に肩を落とした竹山隆範さん。
しかし昨今の階段事情に肩を落としたのは竹山さんだけではなく、番組を観ていた視聴者も同じだったようで、「つまらなくなった」、「テレビも終わりだ」などと、ため息が。
ただ、コンプライアンスによる怪談への影響は大きいようで怪談事情に詳しい記者は次のように語っています。
「怪談ができなくなった背景にコンプラが関係しているのは事実です。心霊スポットとか具体的な場所がある以上、近隣住民からの苦情も免れませんしBPOも厳しく目を光らせるようになったというのもあると聞いています」(芸能ライター)
BPOからもにらまれているという怪談。
しかし、人々の怪談を求める声はそれに反比例して大きくなっているようで、怪談の主戦場はネット上に移っているのだとも。
「コンプラによる締め付けが強くなる一方、ネットユーザーの怪談に対する渇望は日々高まっています。YouTubeでは島田秀平さんをはじめとするオカルト芸人のチャンネルが人気ですし、それまでオカルトとは無縁だった芸人のチャンネルも登録者が増加。たとえば昨年、お笑いコンビ・デニスが開設した『デニスの怖いYouTube』は有名な心霊スポット探索が功を奏して、8月に登録者13万人を突破しました。植野行雄さんが先日、腰痛で入院しましたがそれも幽霊の仕業、いわゆる『霊障だ』と話題になってましたね」(前同)
若者のテレビ離れが叫ばれて久しい現在。
その背景には怪談を消滅させたコンプライアンスは影響しているのは間違いなさそうです。
(文:有馬翔平)