（※画像はイメージです）
30日、自身のTwitterを更新した愛知県常滑市の伊藤たつや市長。
28日と29日の両日に、同市で行われた「namimonogatari2021」について、「極めて悪質なイベント」として抗議文を提出しました。
「namimonogatari2021」の主催者などにも批判の声が殺到しています。
愛知県常滑市の伊藤たつや市長、「namimonogatari2021」へ猛抗議「極めて悪質なイベント」
30日、自身のTwitterを更新した愛知県常滑市の伊藤たつや市長。
「昨日開催されたnamimonogatariについて、本日から始まりました市議会定例会の冒頭のあいさつで述べさせていただきました。本日付で主催者に対して抗議文を送付いたします。」とつづり、一枚の画像を添付しました。
28日と29日に同市の「AICHI SKY EXPO」で行われた、野外フェスティバルの「namimonogatari2021」。
多くのヒップホップアーティストが出演をしておりましたが、ソーシャルディスタンスが保たれてない他、いわゆる”密”の状態が作られており、声を出してアーティストへ声援を送る様子などが、SNSで拡散されていました。
さらに、飲酒をしている様子や、ゴミを持ち帰らないなどのマナーやルールを守らない様子も拡散されており、多くの批判が集まっていました。
これを受け、伊藤市長は抗議文の中で、「上限人数5,000人をはるかに超え密集しており、酒類の提供も行われ、多くの人がマスクをつけない状態で行われていました。私たちの勧告もむなしく、国や県の要請、ガイドラインも全く守られていない、極めて悪質なイベントでありました」と、真っ向から非難。
「コロナ感染状況が広がっている本市において、緊急事態措置のもと、文化会館などの公共施設を閉鎖して、感染拡大防止の取組を強めるなど、市民の皆様には多くの我慢を頂いている中で、このようなイベントが開催されたことに、強い憤りを覚えます。」と、怒りを滲ませました。
さらに、「主催者には今日付で、市民の努力を愚弄する悪質なイベントを開催したことへの遺憾の意と、今後二度と本市の施設であるりんくうビーチを使用させない旨を記した抗議文を送付いたします」と、強い口調で憤りをあらわにしていました。
昨日開催されたnamimonogatariについて、本日から始まりました市議会定例会の冒頭のあいさつで述べさせていただきました。本日付で主催者に対して抗議文を送付いたします。 pic.twitter.com/cAgzsFcrWj
— 伊藤たつや（常滑市長） (@tatsuya115) August 30, 2021
「namimonogatari2021」の主催者とは誰？オフィスキーフとの情報に「在日韓国人か？」と波紋
常滑市長も憤りをあらわにした今回の「namimonogatari2021」。
野外フェスをめぐっては、20日〜21日にかけて行われた「フジロックフェスティバル」などに対しても、批判が集まっていました。
しかし、今回は主催者がアフターパーティーと称してオールナイトでナイトクラブで宴会をするなど、主催者へも批判が殺到しているのも事実です。
では、そもそも主催者（運営）は誰なのでしょうか？
「オフィスキーフ株式会社」という会社のホームページを見ると、「弊社が主催・運営する音楽イベント【NAMIMONOGATARI】は2005年よりスタートした日本最大級のHIPHOP・R&Bビーチ野外フェスです。」と、堂々と宣伝をしておりました。
同社のホームページによれば、「時代のニーズに合わせ幅広く事業を展開する名古屋の会社です」と紹介文が書かれており、イベント運営の他にも「デザイナーズ完全個室レストラン」の運営や、室内感染症予防対策、光触媒コーティングができるという「インバイロシールドM」の製造・販売などを行なっているようです。
ネット上の情報に詳しい芸能記者によれば、同社の代表は在日韓国人であるという噂があるようです。
「オフィスキーフのホームページによれば、代表取締役の欄に富永基煥という名前が記載されていました。一方、Twitterでは、NAMIMONOGATARIのpromoterという肩書きで『鄭基煥』という表記もあり、これがきっかけで在日韓国人だと指摘されていたようです。また、同氏のインスタグラムには、韓国や北朝鮮といった国旗の絵文字がプロフィール欄にあることからも、拍車がかかっているみたいです。」（芸能記者）
この在日韓国人との指摘に「やっぱりか」「こういうことあるから、彼らへのヘイトがなくならないんじゃ？」などの意見が寄せられ、波紋が広がっています。
同氏のSNSを除くと、同イベントに出演をしていたラッパー・ZEEBRAさんがフォローしていることことが分かります。
また、チケットを買った一般の方がイベント開始前、コロナ禍での開催や感染状況を鑑みて、NAMIMONOGATARIを運営するInstagramのアカウントに払い戻しはできるのかとのDMをしたのですが、「緊急時代宣言中でもイベントはやってもいいんですよー？」（原文ママ）とのメッセージが返ってきたそう。
この時点で、主催者側は全くもってイベントを中止する意欲がなかったということになります。
愛知県常滑市の市長からも猛抗議を受けた「namimonogatari2021」。
来年は開催することが難しくなりそうです。
（文：服部慎一）
