画像:時事
先日、コロナ禍の開催で賛否両論が相次ぐ中閉会式を迎えた東京オリンピック。
しかし閉幕直後、IOC・バッハ会長が銀座を散策したことが物議をかもしたことを14日の「NewsBAR橋下」(AbemaTV)が特集すると、小倉智昭アナウンサーが会場で見たオリンピックファミリーの待遇を明かしました。
「本当に貴族」と橋下徹氏も絶句した、好待遇の内容とは一体?
小倉智昭、目の当たりにしたオリンピックファミリーへの「好待遇」
14日、先日IOC会長・バッハ氏が緊急事態宣言下の銀座を散策したことを特集した「NewsBAR橋下」(AbemaTV)で、小倉智昭アナウンサーが競技会場で見たオリンピックファミリーの「好待遇」を明かしました。
これは東京オリンピック閉幕直後、バッハ氏が銀座を散策する様子が各メディアによって報道され、「不要不急だ」と批判の声が高まったというもの。
五輪担当相の丸川珠代氏の「不要不急かは本人が判断すべきである」という発言も火に油を注いだ中、小倉アナは「取材していて会場にバッハさんが来ると、SPのような警備担当者が何人もいるんですよ」、「何の意味があって銀座に行くんだって!」と、バッハ氏の銀座散策にイライラ。
さらに、小倉アナの不満は競技会場の中にも。
「IOCのあり方は感情的に納得できないところがものすごい出てきている」と小倉アナが明かしたのはバッハ氏を含む「オリンピックファミリー」について。
「オリンピックファミリーという方がいらっしゃって、会場に。その人たちの席もあれば、我々競技がない場合は外で炎天下一時間いるんだけれども、オリンピックファミリーだけは冷たいもの飲むような部屋なんかがあったりする」、「これってちょっと、問題にはなるなって見てましたけどね」と、VIPは優雅に観戦していたことを暴露したのでした。
これには、MCである橋下徹氏も「本当に貴族なんですね」と絶句。
「もともとアマチュアスポーツの運営側ですから、彼らもボランティアの一員のはずなんですけどね。それが階級的なものをものすごく感じましたけどね」と、「オリンピックファミリー」への待遇に苦言を呈しました。
「あきれた」異例の好待遇に視聴者も愕然
オリンピックの取材中、オリンピックファミリーの好待遇を目にしたという小倉智昭アナウンサー。
さらにその後、小倉アナは「組織委員会の方はどこにでも入れるんだなって」と、組織委員会の行動にも文句。
しかし、「それにもひがむんだよ!この人たちが運営してるからいいんだけど!」と、大会中に目にしたオリンピックファミリーへの忖度に心がすさんでいったことを明かしました。
この小倉アナのコメントには多くの視聴者も共感したようで、
《バッハがクズすぎる。権力に媚びる、ゴマすりだけが特技の政府関係者が多いことだけがわかったオリンピックだった》
《小倉さんの話聞いてあきれた。ここまで国民の神経逆なでしてく?そりゃ外出自粛する人が減らないの当たり前だって》
《ここまであからさまに忖度されれば、もう驚きもしないな。》
などと、ため息が。
来週から開催されるパラリンピック。
日に日に感染状況も悪化していく中で、オリンピックで凝り固まった悪印象を払拭することができるのでしょうか。
(文:有馬翔平)