(※画像はイメージです)
お笑い芸人の脳みそ夫さんが14日、自身のTwitterを更新。
アイヌ民族をめぐる不適切な表現を謝罪しました。
インパクトのある「脳みそ夫」という名前でありますが、本名は何なのでしょうか?
脳みそ夫、アイヌ民族をめぐる不適切な表現を謝罪
お笑い芸人の脳みそ夫さんが14日、自身のTwitterを更新。
アイヌ民族をめぐる不適切な表現を謝罪しました。
事の発端は今月12日放送の「スッキリ」(日本テレビ系列)。
問題となったのは、定額制動画配信サービス『Hulu』の番組を紹介するコーナーでの一幕。
アイヌ民族の女性についてのドキュメンタリー番組『Future is MINE -アイヌ、私の声-』を紹介した後、脳みそ夫さんが登場し、「この作品と掛けまして、動物を見つけた時と解く。その心は、あ、犬」といった内容の謎かけを披露したのです。
この表現が瞬く間に炎上。
「非道い差別発言」、「本当に本当に許されないことです」と批判が殺到していました。
これを受け、脳みそ夫さんは自身のTwitterで直筆の謝罪文を掲載しました。
しかし、この謝罪文に関しても「真面目な謝罪文なのに、脳みそ夫というふざけた芸名が最後に出てきてどっちらけ。本名にすべきだったよ。いろいろダメな人だな」と、「脳みそ夫」という名前がインパクトあるだけに、本名で掲載すべきという意見が寄せられておりました。
日本には犬死、負け犬などを「犬」を用いた差別及び侮辱的な表現が多数存在しており、アイヌ民族のみならず誰に対しても差別的な表現となることは言うまでもありあせん。
▼全文
この度は、ドキュメンタリー作品の出演者ならびにアイヌ民族のすべての皆さまにお詫び申し上げます。
今回の件で僕の勉強不足を痛感しました。
知らなかったとはいえ、長い年月にわたりアイヌの皆さまが苦しまれてきた表現をすることになってしまいました。
大変申し訳ございませんでした。
数日間、事務所の社長やマネージャーと相談をし、色々と考えていました。
社長のお知り合いのアイヌ民族の研究をされている方にお力添えいただき、ドキュメンタリー作品の出演者の方にお会いする機会をいただきました。誠心誠意謝罪の気持ちを伝えて参ります。
許されるなら、これを機にアイヌの皆さんの歴史や伝統、文化を勉強していきたいです。
僕は笑いを通して歴史を知ってもらいたい気持ちがあり、そういうネタもたくさんあります。
今後は僕なりの表現で勉強したことをお伝えできるよう頑張ります。
本来、僕が紹介していたドキュメンタリー作品「Future is MINE―アイヌ、私の声―」
是非みなさまに観ていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
— 脳みそ夫 (@nou_misoo) March 14, 2021
脳みそ夫、本名は何?同じ事務所の芸人がTwitterで暴露
インパクトのある芸名だったために、謝罪文に対してもクレームが来てしまった脳みそ夫さん。
では、その本名とは何なのでしょうか?
脳みそ夫さんは、爆笑問題や日本エレキテル連合などが所属する芸能事務所・タイタンに所属をしております。
同じくタイタン所属のお笑いコンビ「瞬間メタル」の前田ばっこーさんという方が、2016年に自身のTwitterで脳みそ夫さんの本名を暴露。
「天野しゅんじ」さんであると明かしているのです。
ジワジワ人気が出ている脳みそ夫さんですが、アイヌ民族をめぐる差別的表現に関しては本名と芸名の連名で謝罪をするなどの誠意を見せてもよかったのかもしれません。
(文:服部慎一)