画像:時事
昨日行われた大阪都構想を問う住民投票によって、NHKで放送されていたアニメ「未来少年コナン」のデジタルリマスター版の放送時間が30分ほど延期。
録画が上手くできなかった人が続出し、悲鳴が各地で上がっています。
録画失敗で悲鳴続出…都構想のニュース延期で「未来少年コナン」放送時間ずれ込む
1日に行われた大阪都構想の住民投票によって、思わぬ悲劇が発生しました。
悲劇の主人公になったのは、NHKで放送されていたアニメ「未来少年コナン」のリマスター版を毎週楽しみに視聴していファン。
1日深夜に最終回を迎えた同アニメですが、大阪都構想の特集をNHKが時間を延長して取り上げたことで「未来少年コナン」の放送時間も本来の0時10分から、0時45分にずれ込むことに。
ずれ込んだことで「0時10分」に録画予約していた多くのファンが、録画を失敗。
録画ができていないことが発覚したファンからは、
「ふざけるな」
「毎週楽しみにしてきたのに……」
などと、次々と悲鳴が上がる事態になり、2日早朝から「コナン最終回」がSNSのトレンドワードにランクインしたのでした。
「武蔵丸の悲劇」再び…再放送を望む声も
予期せぬ番組の放送延期によって、「未来少年コナン」の録画に失敗したファンが続出した2日未明。
しかし、同アニメを放送していたNHKには、今回と非常に似た悲劇を起こした過去が。
それは00年、当時NHK-BS2で放送されていたアニメ「カードキャプターさくら」の最終回でのこと。
放送が開始される直前、「大相撲春場所十日目」で横綱・武蔵丸関と大関・貴ノ浪関の取り組みが4分ほど延期になり、それともなって同アニメの放送も4分ほど放送時間がずれ込んでしまったのでした。
結果、最終回部分の録画に失敗するファンが続出、取り組みで敗北した武蔵丸関にかけて「武蔵丸の悲劇」と呼ばれるようになり現在の語り草になっています。
しかし今回は4分程度ではなく、まるごと録画に失敗した人が多く、放送していたNHKに対し「再放送」を要求する声が多数上がっています。
(文:有馬翔平)