画像:時事
19日、酒気帯びで自動車を運転し、書類送検された2名の選手との契約解除を発表したJリーグ「アルビレックス新潟」。
しかし翌20日になると、玉乃淳ゼネラルマネージャーが不祥事の事実を口外しないよう「口止め」していたとの報道が。
その事実に、批判が相次ぐ事態になっています。
アルビ幹部、不祥事を『口止め』?選手の飲酒運転に火に油…
19日に所属選手2名が書類送検されたことを受けて、両選手との契約解除を発表したJリーグ「アルビレックス新潟」。
これは先月中旬、ブラジル人FWファビオ選手が飲酒後に自動車を運転し警察に取り締まられ、同乗していたスペイン人FWペドロ・マンジー選手も任意の捜査を受けていたというもの。
それが19日、書類送検になったことで同クラブは初めて事件の存在を公表。
公表まで1ヶ月の期間が空いていたことに「なぜ公表しなかった?」と厳しい声が集まりましたが、翌20日になると、事件を口外しないようにしていた「隠ぺい工作」が報じられる事態に。
契約解除された選手と共に飲酒していたスタッフから報告を受けた玉乃淳ゼネラルマネージャー、監督と社長に報告をしましたがこの際に「口止め」をしていたのだとか。
この事実に、
「どうか厳しい処分を」
「悪質すぎる……なぜその判断を下した?」
などと、火に油を注ぐ結果に発展しています。
NHK新潟『悪質さ』の指摘も…議事録とは異なる内容?
しかし、アルビレックス新潟のファンからは今回の「口止め」報道を「曲解している」という声が。
ファンによると、昨日同クラブが公式ホームページに掲載した記者会見の「議事録」と、NHK新潟が報道した内容に温度差があるのだそう。
件の議事録を確認してみると、「警察の任意の捜査だったため、プライバシー保護の観点から慎重になる必要があった」、「飲酒運転は隠蔽できる事案ではないと思っているので、最初から隠蔽の意識はなかった」と、代表取締役・是永大輔氏は回答しています。
あくまでも事件の真相が明らかるまで「口外しない」措置をとった同クラブ。
即時公表しなかった事実が、さらなる波紋を呼んでしまったようです。
(文:有馬翔平)