画像:時事
20日、J1のチーム「ベガルタ仙台」に所属する道渕諒平選手が交際相手に暴行を加え、逮捕されていたことが大手週刊誌の報道で明らかになりました。
逮捕からおよそ2ヶ月ほど経過して明らかになった今回の事件、ファンの批判は選手だけでなくチームにも及んでいます。
道渕諒平、交際相手への暴行明らかに…ベガルタ仙台にも批判「なぜ公表しない?」
J1「べガルタ仙台」に所属する道渕諒平選手が先月上旬、交際相手への暴行容疑で逮捕されていたことが週刊誌の報道で明らかになりました。
記事によれば交際相手である女性が暴行を受けたのは今年8月、深夜に110番通報をし事件が発覚したのだそう。
その後、女性は被害届を提出、先月7日に道渕選手は逮捕に至りました。
以前、所属していた「ヴァンフォーレ甲府」時代にも女性への暴行で逮捕されている道渕選手。
同クラブのファンからは「またか」とため息が。
しかし、批判の矛先は選手自身だけではなく、所属クラブである「ベガルタ仙台」にも向くことに。
「なぜ公表しなかったのか」
週刊誌の取材を受けるまで道渕選手の不祥事を公表しなかった同クラブ。
新型コロナウィルスで3.5憶円の債務超過になる見通しで、現在緊急支援プログラムなるクラウドファンディングをファンに呼びかけている最中でもあるため、あえて事件を公表しなかったという疑惑が持ち上がっているのです。
昨季はリーグ戦25試合に出場し、5得点を記録した道渕選手。
チームの要である選手が起こした不祥事だからこそ、説明を要求する声は大きいのかもしれません。
Jリーグの隠ぺい指摘…新潟でも
Jリーグでは現在、「べガルタ仙台」のように選手の不祥事を公表しなかったということで、同様に厳しい目を向けられているクラブがあります。
J2「新潟アルビレックス」では今月19日、先月中旬にブラジル人FWファビオ選手が酒気帯び運転で、同乗していたスペイン人FWペドロ・マンジー選手も任意の捜査を受け両選手とも書類送検。
書類送検となった同日にクラブは両選手の契約解除を発表しましたが、公表までの1ヶ月も間が空いたこと、またその間に選手を試合に出場させたことについて批判が噴出しています。
道渕諒平選手も逮捕後、試合に出場していたことから、ますます「べガルタ仙台」には「逮捕の公表に時間がかかったこと」、「逮捕後に試合に出場させたこと」、この2つを説明する義務があるでしょう。
(文:有馬翔平)