画像:時事
「日本学術会議」の任命をめぐる問題で、菅義偉総理大臣に「教養のレベルが低い」と発言をし批判が殺到していた静岡県の川勝平太知事が、自身の発言を撤回し謝罪をしたことが明らかとなりました。
しかし、ネット上では謝罪と撤回に関して批判の声が寄せられております。
川勝静岡県知事「菅首相の教養レベル露見」問題を陳謝も…「どこが謝罪なの?」と批判の声
16日、報道陣の取材に応じた川勝静岡県知事は、「学歴差別のように取られたのは本当に残念。申し訳なく思う」と「菅首相の教養レベル露見」問題について謝罪をしました。
ことの発端は、9日に行われた知事の定例会見において、記者から「日本学術会議」にまつわる質問がされた際、「菅義偉という人物の教養のレベルが図らずも露見したということではないか。」と痛烈に批判したことによるもの。
さらに「学問された人ではない。単位を取るために大学を出られた。」と学歴についても言及したことにより、ネット上からは「極めて差別的な発言だ」などとして多くの批判が寄せられておりました。
しかし、この日は菅首相の学歴にも誤認識があったとした上で、「教養レベル」に関しても「事実認識が間違っていた部分は撤回する」と発言を撤回したのです。
これにはネット上からも、
《そんな言い訳が通用するレベルの問題ではない》
《最初から撤回するなら言葉にしてはいけませんよ》
《「申し訳なく思う」じゃなくて「学歴差別をして申し訳ございませんでした」じゃないの?》
《これのどこが謝罪なのだろうか?》
といった批判の声が寄せられました。
川勝静岡県知事に、「知事の教養レベルが露見した」との皮肉も
菅首相への発言をめぐり、謝罪と発言の撤回をした川勝静岡県知事。
この問題では「教養レベル」というのが一つの争点となっておりましたが、ネット上からは「知事の教養レベルが露見したな」との皮肉も。
また、「謝るぐらいなら言うなよ」となぜ謝罪と撤回をしたのかを疑問に思う声も寄せられています。
日本学術会議の任命拒否をめぐり、菅首相を「教養レベルが低い」と批判をした川勝知事。
発言の謝罪と撤回によって、さらなる波紋が広がりそうです。
(文:服部慎一)