画像:時事
「GoToトラベル事務局」の大手出向社員をめぐり、日当4万円が支払われていたことが明らかとなりました。
この驚愕の報道に、ネット上では賛否両論が巻き起こっています。
「GoToトラベル事務局」の大手出向社員、日当4万円に怒りの声「国は人件費をなめてるんですか?」
14日、「GoToトラベル事務局」の大手出向社員をめぐり、日当4万円が支払われていたことが明らかとなりました。
同日付で公開された「文春オンライン」(文藝春秋)の報道により明らかとなったもので、内部資料なども手に入手しているとのこと。
GoToトラベルとは、コロナウイルスによって落ち込んだ旅行や観光産業を支援するため、宿泊を伴う旅行および日帰り旅行代金の最大5割を国が補助する観光支援策のこと。
同キャンペーンの事務局には大手旅行代理店から社員が出向しているとのことで、この社員らに日当4万円が支払われていたのだそう。
もちろん、国が委託する際に支払う金額でありますから、日当4万円は税金から捻出されております。
税金が使われていることに対し、ネット上からは
《国は人件費をなめてるんですか?》
《やりたい放題の税金泥棒自公政権》
《国民が必死に働いて納めた税金が、こんなクソみたいな仕組みに投入され、一部の利権会社を潤わしてるなんて》
《国は国民の血税を何だと思っているのか?》
といった、怒りの声が寄せられておりました。
日当4万円は妥当?「仕方ないのでは?」「それほど高い金額じゃない」と冷静な声も
日当4万円が支払われていることに関し、怒りの声が寄せられておりましたが、その一方で妥当だとする声も。
《一般企業に対する委託費用という意味では4万円はそれほど高い金額ではないように思うけど》
《数字だけ見てヒステリックになっている報道だけど、どうやらそうじゃないっぽいな》
《技術者派遣ならこのくらいの金額がかかるのは妥当だと思うんだがなぁ》
《日当4万なら妥当だろ。委託したことないんか?》
《日当4万円は、出向元の会社に払う金額としては妥当だと思う。何で買い叩こうとするんだろう…》
《出向社員本人に支払われるわけじゃなく、派遣元に支払われる金額としては普通な気がするが…》
もし仮に、出向元が福利厚生費用や通勤費を全く負担していなかった場合、日当4万円は妥当だと考えられます。
争点となるのは、個人に支払う金額なのか会社に支払う金額なのかということ。
文春オンラインによれば、「出向社員への日当として各社に支払われる金額」の内訳が記載されておりましたが、いずれも技術者に向けての日当であり、各会社に支払われる金額であるとのこと。
これらを鑑みると、日当4万円は「手取り」ではないことも伺えますし、妥当だとも考えられます。
これが各個人に日当を手渡しなどしていた場合には問題であると思いますが…。
(文:服部慎一)