(※画像はイメージです)
声優の藤原啓治さんが、12日、がんにより55歳という若さで亡くなったことが、16日に明らかとなりました。
この突然の訃報を受け、 Twitterのトレンドは藤原さん関連の話題で一色に。
それほど、「藤原啓治」という声優が人々に愛されていうることなのでしょう。
声優・藤原啓治、がんのため55歳で死去
声優の藤原啓治さんが、12日、がんのため死去していたことが判明しました。
これは16日、藤原さん自身が代表を務める声優プロダクション「AIR AGENCY」が、以下のような文言とともに、公式発表したことによるもの。
「弊社代表取締役及び所属声優である藤原啓治が癌のためかねてより闘病中のところ令和2年4月12日満55歳で逝去いたしました。ここに生前のご厚誼を深く感謝するとともに謹んでお知らせ申し上げます」
これに加え、通夜・告別式などは近親者のみで行ったということも説明され、香典や供花は辞退する旨も伝えられました。
藤原啓治さんといえば、これまでに数多くの人気アニメ作品や映画の吹き替えを担当しております。
【藤原啓治さんが演じた主なキャラクター】
- クレヨンしんちゃん(アニメ):父親・野原ひろし役
- 鋼の錬金術師シリーズ(アニメ):マース・ヒューズ役
- 交響詩篇エウレカセブン(アニメ):ホランド・ノヴァク役
- HUNTER×HUNTER(アニメ):レオリオ
- キングダムハーツシリーズ(TVゲーム):アクセル役
【藤原啓治さんが担当した主な吹き替え】
- アイアンマン:ロバート・ダウニー・Jrの吹き替え
- チャーリーとチョコレート工場:ウィリー・ウォンカの吹き替え
- ワイルドスピードMAX:ブライアン・オコナーの吹き替え
藤原さんはこれ以外にも数多くのアニメキャラを演じたり、映画で吹き替えを担当しておりますが、特に映画「アイアンマン」以降は、トニースターク役を演じた、ロバート・ダウニー・Jrさんの吹き替えをほぼ専属で担当するなど、イメージが強い人も多いと思います。
多くの作品に携わってきてだけに、突然の訃報を受けたファンからは、
「え、嘘でしょ。ちょっとガチでショックなんだけど…。」
「藤原さん…早すぎませんか…?」
「藤原さんが演じたキャラ全部好きだったから、普通にショック」
「ただただ好きでした。ご冥福をお祈り申し上げます。」
など、現実を受け止められないといった意見が多数寄せられました。
突然の死去により、Twitterトレンドは「藤原啓治」関連で一色に
突然の死去の公表により、 Twitterのトレンドでは「藤原啓治」さんの関連の話題で一色になりました。
「藤原さん」や「藤原啓治さん」、「ショック」といった直接的なワードから、「野原ひろし」、「クレヨンしんちゃん」、「ヒューズ」、「トニースターク」、「アイアンマン」といった、携わった作品やキャラクターの名前がトレンド入りするほど。
Twitterのトレンドというのは、独自のアルゴリズムによって算出され、単純な「ツイートされた数」のみならず、「短時間に急速に増加した」などのリアルタイムでの増加幅も考慮されます。
Twitterのアプリではトレンドが30件ほど表示されるような仕組みとなっていますが、4月16日17:30現在では、藤原啓治さん関連の話題が20件ほどを占める結果に。
この結果にはファンからも、
「トレンドを埋め尽くすほど偉大な方。」
「みんなに愛される役いっぱい演じてきてくれたもんな」
と、みんなに愛された声優さんであるという意見がたくさん寄せられていました。
関連の話題でトレンドを埋め尽くし、ファンの悼む声が溢れ出ている藤原さん。
それほど、ファンに愛された声優さんだったことが分かります。
(文:服部慎一)