10月31日に埼玉県蕨市の郵便局に鈴木常雄容疑者が女性職員2人を人質をとりおよそ8時間にわたり立てこもりました。
立てこもる前に「自宅放火(関与の疑い)」、「病院で発砲」など、郵便局での立てこもり事の映像でも拳銃片手に物騒な出立をしていることから「反社の人間では?」との書き込みが多数寄せられ波紋が広がっています。
逮捕後の報道で「元指定暴力団組員」であることが発表されており、鈴木常雄容疑者の生い立ちや経歴に迫ってみます。
鈴木常雄(埼玉拳銃立てこもり)はヤクザでどこの組?稲川会、住吉会、極東会のどれ?生い立ちも解説!
10月31日に埼玉県蕨市の郵便局に鈴木常雄容疑者が女性職員2人を人質をとりおよそ8時間にわたり立てこもりました。
突入した捜査員により身柄を押さえられたのは86歳と高齢の鈴木常雄容疑者。
立てこもり事件の前には「自宅放火」にも関与しているほか、今回の事件現場となった蕨郵便局にほど近い戸田中央総合病院でも「発砲」するなど物騒極まりない様子です。
警察車両で移送される際、ランニングシャツにスポーツウェアを雑に羽織った様子と共に鈴木容疑者の顔が映し出された映像で、高齢なのに違和感を感じる黒々とした眉頭は墨が入っているようで、「元指定暴力団組員」という発表に合点がいった視聴者も多く、ネットには
《何かやらかす雰囲気まんまん》
《悪そうな顔してるなと思ったらヤクザか。》
《怒ると手に負えない性格って犯罪歴いっぱい出てきそう》
など、物騒な書き込みが多く寄せられました。
鈴木容疑者、生い立ちや犯行動機は!?
鈴木容疑者は現在86歳と高齢であることから戦前の生まれとなり、1950年代の「戦後復興時代」と共に成長しました。
当時の日本は敗戦し、あたり一面焼け野原の状態。
資源もなく蕨市や戸田市からほど近い池袋は闇市・ブラックマーケットであり、鉄道の要所であったことから賑わい(最盛期においては東西合わせて1200軒規模に及んだとも)、池袋東口は昭和27年末までに解体され、西口の闇市は昭和37年まで存続して姿を消しましたが、今でも当時の面影が僅かながら残っています。
無法地帯というイメージ通り反社組織の暗躍もあり、鈴木容疑者はそういった世界に染まりやすかったのかもしれません。
押収された拳銃は古いタイプだったことと「長年拳銃を持っていた」という趣旨の供述をしていることに加え、薬莢の回収があったことから銃弾も保持していたとされ、その入手経路が待たれます。
ネットでは、鈴木容疑者がどこの組に所属していたのか推察合戦が繰り広げられていますが、関東地方の暴力団で有力なものは以下の3つ。
・稲川会
・住吉会
・極東会
極東会と住吉会は親戚団体と言われていますが、稲川会は住吉会と数々の抗争事件を引き起こした山口組と深い関わりを持つなど、両団は対極にあるよう。
警察からは所属していた組に関する情報は発表されていないものの、聴取が進めば所属していた組も判明する可能性は高いでしょう。
人に向かっての発砲はなかったものの、住宅街で人々を恐怖に陥れる行動をとった目的、犯行動機についてはこれから明らかになるはずです。
(文:Quick Timez編集部)