文:Quick Timez 編集部

【別府ひき逃げ】八田與一容疑者、懸賞金は800万円に!最新潜伏先候補5選やその凶悪性まとめ

2022年6月、大分県別府市で男子大学生2人を死傷させたひき逃げ事件で、逃走中の容疑者・八田與一が「重要指名手配」に指定されました。

道路交通法違反としては初の凶悪事件として位置づけられるほどで、逮捕につながる有力情報の提供者へは捜査特別報償金と私的懸賞金を合わせると800万円が支払われることに。

ひき逃げ事件の概要や八田與一容疑者の人物像、最新の潜伏先と思われる場所について迫ります。

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別府ひき逃げ事件の概要

2022年6月29日夜、大分県別府市の県道交差点にて赤信号のため並んで停止していた原付バイクと普通バイクに坂を下ってきた軽乗用車が追突しました。

この事故で原付バイクに乗っていた当時19歳の男子大学生が心肺停止となり搬送先の病院で死亡と確認。

普通バイクに乗っていた大学生が大怪我(報道により軽傷とも)をしました。

大分県警によると、八田與一容疑者の軽乗用車は制限速度の約2倍にあたる80〜100kmほどの速度を出していたよう。

現場にはブレーキ痕や衝突を回避しようとした痕跡がみられず、故意に事故を起こしたであろうことから、警察は「殺人事件」の可能性も視野に入れて捜査を続けています。

軽傷となり死を免れた一人は、のちに事件を振り返り「赤信号で停まる車が出すような音じゃないアクセルの踏み方」、「僕らを見つけた瞬間、踏んだかのような感じできたのはすごく覚えている」、「殺しに来ているな」と語るほど。

犯人と被害者らに面識はなかったものの、事件当日、商業施設でトラブルになったことから八田與一容疑者は執拗に2人を追いかけ回す進路をとっていたようです。

事故後、八田與一容疑者は警察にも救急にも連絡することなく裸足で逃走する姿が公開され、そして事故から14分後には現場から約2kmほど離れたヨットハーバー付近にいたところを最後に足取りが不明に。

その後、2023年9月20日現在に至るまで1年以上もの間、逃亡を続けています。

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八田與一容疑者の人物像

2人を死傷させ、今なお逃亡を図っている八田與一容疑者は一体、どのような人物像なのでしょうか。

八田與一容疑者は石川県出身で現在27歳。

千葉県や栃木県などを転々とした後、事件を起こす1年前に大分県大分県日出町(ひじまち)に転居し、非公表ながら会社員だったとの情報があります。

学生時代の友人の証言によると、「明るく楽しい人物だった」、「一方で、キレたら何をするのかわからない」ことから、犯行を知り「驚いたと同時にあり得なくはない」という感想。

理性をコントロールする能力の著しい欠如や残虐性を持った性格がみて取れます。

逃亡した?それともすでに死亡?

財布や携帯電話を持たず、さらに着ていたTシャツも脱ぎ捨てた状態で、海に面したヨットハーバーでの目撃を最後に足取りがつかめていないことから、身投げしたのではないか?という死亡説が囁かれています。

しかし、遺体が見つかっていないことや2人を死傷させても通報することはおろか、その場から逃亡する身勝手さから、警察関係者は生存の可能性が極めて高いことを念頭において捜査を続けているようです。

最新の潜伏先5選!整形の可能性は?

では、八田與一容疑者は今、どこで何をして生計を立てているのでしょうか。

ネットなどでは、現在有力視されている潜伏先として以下を挙げています。

①新宿(東京)

②西成のあいりん地区(大阪)

③知人宅

④山

⑤離島

東京都新宿区内にある花園神社付近(花園神社から道を1本挟むと歌舞伎町)で、八田與一容疑者に似ている人物とすれ違ったという情報提供があったそうで、八田與一容疑者はホスト風の格好に身を包み、電話をしていたそうです。

八田與一容疑者は、高校時代にホストでのアルバイト経験があることから信憑性が感じられます。

マスコミが「身分を偽ってホスト勤務は可能か」と調査したところ、「携帯さえあれば仕事はできる」という回答があり、人の少ない田舎よりも大都会の方が潜伏しやすい点を逆手に取っているといえるでしょう。

そして、大阪市西成区については、身分証や元手なしで日雇いや住み込み労働にありつくことが可能なため、犯罪者や債務者などが集まる地域として有名で、ここで逃亡資金をためている可能性も。

知人宅については、社交的で人見知りをしないコミュニケーション上手な一面から友人らを作り、その友人・知人宅に身を寄せている可能性を指摘する友人もいるようです。

しかし、仮に八田與一容疑者を匿っているならば、警察は匿った人物も共犯とみなし、犯人隠避罪・犯人隠匿罪に問うことに。

それにより3年以下の懲役または30万円以下の罰金を課されることから、匿うメリットはなくリスクの方が高いため、可能性としては低いと言わざるを得ません。

また、忘れてはならないのが、八田與一容疑者はすでに「凶悪犯」として全国に指名手配されているという点。

800万円という莫大な懸賞金がかけられていることから、匿うのか情報提供するのかは天秤にかけるまでもないでしょう。

八田與一容疑者は、アウトドアが趣味でキャンプを好んでいたほか、千葉から熱海までの150kmという長距離を自転車で走破するほど体力がありサバイバル能力に長けていることから、監視カメラなどの追跡を逃れ自給自足の生活を送っている可能性も高そうです。

逃亡生活を繰り広げた指名手配として有名な市橋達也受刑者は、逃亡先の一つに沖縄県の離島を選んだことから、八田與一容疑者もキャンプ生活で培った経験を活かすことは十分に考えられます。

身長175cmの痩せ型で、笑うと線のように細くなる目元や左右非対称の耳を持っているほか、鼻筋が通っていることや、美しい歯並び、ホクロの位置など八田與一容疑者の特徴がネットでは散見されていますが、整形して逃亡した市橋達也受刑者のように「整形」の可能性も否めません。

コロナ以降、人々はマスクをする生活に違和感を覚えなくなり、顔の大部分が覆われ、つい見逃してしまうかもしれませんが、警察本部が作成した重要指名手配犯として身体的な特徴が多く記載されていること、また、整形をしても歳を重ねても瞳孔の感覚や瞳は変わらないため、見分けがつきやすい部位。

さらに耳やホクロの位置も年齢により変化しないため、整形でホクロ除去していない限り見分けやすいため、それらの特徴はよく捉えておきたいところです。

その後と現状

事件後、遺族や友人らの思いから「大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会」が立ち上げられ、情報収集が続けられています。

多くの人が1日も早い逮捕を願っているこの事件。

八田與一容疑者は、このひき逃げ事件を起こした当時、執行猶予中の前科があることがわかっています。

高校時代に同級生をナイフのようなもので刺し殺人未遂で逮捕され、少年院に収監されるなど残忍な一面が表出していた八田與一容疑者。

事件後、1年を経ても容疑者逮捕に至らないことから、2023年9月8日付で「重要指名手配容疑者」に指定されました。

これは、殺人などの凶悪犯罪で指名手配している容疑者のうち、特に全国の警察をあげて捜査する必要性が高いと判断された凶悪犯のみが指定されるものです。

道路交通法違反による「ひき逃げ犯」が指定されたケースは今回が初。

ネットには、凶悪性が極めて高い人物が身近に潜んでいるかもしれないという事実を恐ろしく感じている書き込みが多く、似た人物を見かけたら、その情報が事件解決の糸口になる可能性があります。

情報提供先は以下2つ

・別府警察署

0977-21-2131

・大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件 早期解決を願う会(HPトップ画面上部に情報提供窓口フォームあり)

息子を死亡ひき逃げされた遺族とその友人ら「別府願う会」のHP
大分県別府市で発生した大学生死亡ひき逃げ事件。信号待ちをしていたバイク2台にノーブレーキで軽乗用車が追突。大学生1人を死亡させたまま運転手の男は今も逃亡中。全国指名手配の八田與一(はったよいち)容疑者に関する情報提供を呼び掛けている。

全国に認知されたことで、この痛ましい事故を風化させることなく1日でも早く八田與一容疑者が逮捕され、法の裁きを受けることを願ってやみません。

(文:Quick Timez編集部)