文:有馬翔平

EXIT兼親「当たり前を無理してしなきゃいけないから…」理想の労働に持論を展開

兼近大樹
画像:時事

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日本国内の年労働時間が世界平均を下回っているということを特集した24日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

するとEXIT・兼近大樹さんがその事態に持論を述べました。

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EXIT兼近、莫大な仕事量に悲鳴「それでも辛いなって」

24日、週35時間未満の就労者のうち195万人が追加の労働、つまり残業をしたいと希望していることを特集した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

その放送の中で、EXIT・兼近大樹さんが自身の労働観を述べました。

ここ数年で、100時間ほど労働時間が世界平均を下回り「働かない国」になっているという日本。

労働に対しての価値観が変化している中、芸人として仕事をもらえていることに「やっぱり僕は今の状況が幸せだと思うし、感謝しなきゃいけないと思っちゃうので、だから僕が返せるものがないかなと考えちゃう。ありがとうございます」と感謝を述べたりんたろー。さん。

一方で「(以前)僕はやりたくない仕事をやってて、今はやりたい仕事を好きなだけやらせてもらっている状況」という兼近さんでしたが「でもそれでも辛いなって思ってる状態」と現状に苦笑。

また兼近さんは「過多」という芸人の仕事について「仕事が増え始めた時は嬉しかったです。こんなに仕事が入って」と述べたものの「ただそれが想像以上に長いんで。3年、4年前には今年で消えるって言われてたのに5年経ってるんで」とも。

「最近は5年後に消えるって言われてて、それはズリィぞと。5年後には消える可能性高いだろと」とスタジオの笑いを誘いつつ「ありがたいことはありがたいです」と仕事が続いている現状に感謝を述べていました。

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「当たり前を無理してしなきゃいけないから…」兼近が考える理想の労働とは?

自身が置かれている労働環境にコメントした兼近大樹さん。

その後、労働について自身の見解を述べ続け「結局、何のために働いているかというところで、芸人になる人はもともとちゃんと働いていた人もいて望んで貧乏生活を送っているんですよ。働いている時よりも楽しいから『働き甲斐』に繋がっている。働いていないけど働き甲斐に繋がってるんですよ芸人って」と芸人の労働を列挙。

その上で「200万人の人が働きたい。でも俺は2000万人以上の人たちは働きたくない人ばかりだと思うんですよ基本的には。やりたくない仕事をやらされている日々を送っているから働きたくないですけど、働きたい人は働きたいことがあるから。お金を受け取ってそれで楽しいことがしたいということだと思う」と指摘しました。

また、兼近さんは「繋がったらいいと思うんですよね。働きたい人はお金をもらうから働くんじゃなくて楽しいことを見つけて、お金がなくても働ける状況を作るとか。働きたくない人は仕事を辞めて、貧乏生活をすればいいじゃんという」と持論を展開。

「そのバランスという…みんな同じことをしなくちゃいけないというお国柄なんですかね?当たり前を無理してしなきゃいけないから労働時間が下がっても苦しむ人がいるんじゃないんですかね」とマッチングが重要だと主張しました。

(文:有馬翔平)