文:有馬翔平

ひろゆき「1000万人亡くなったら…」チェチェン紛争から見るウクライナ侵攻の最悪のシナリオとは?

西村博之 ひろゆき
画像:時事通信フォト

画像:時事通信フォト

ロシアによるウクライナ侵攻の段階が、1999年に起こった第二次チェチェン紛争に酷似していることを特集した11日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

すると、ひろゆき氏がロシア軍の攻撃段階に言及するシーンがありました。

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ひろゆき、チェチェン紛争との比較に「まったく同じ作戦をやっているようにしか見えない」

11日、ウクライナ侵攻によるロシア軍の戦略が1999年に始まった第二次チェチェン紛争と酷似していることを特集した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

その特集に対し、ひろゆき氏がコメントを述べました。

ロシア政府は否定しているものの、一般住宅や民間人が入る病院等の施設が爆撃を受け死傷者が出ているウクライナ侵攻。

しかし、1999年から20009年まで続いた第二次チェチェン紛争でもチェチェンの独立に対抗してロシアが武力介入、人道回廊を設置しても爆撃を続けるなど同じような手段が。

これにひろゆき氏は「類似点というかまったく同じ作戦を取っているので、同じことをやっていれば同じ結果になるよねということで、むしろ類似点と言って違うという風に言ってる理由が知りたい」と特集にコメント。

その上で「ウクライナで民間人が住むアパートが攻撃されて、でもあれは『ウクライナ兵が住むアパートを壊しているだけだ』というのが偽旗作戦だと思うんですけど、マリウポリなんかでも街を包囲してバンバン爆撃して殺しますと人がガンガン死んでるわけじゃないですか」と指摘。

「チェチェンも人口100万人の国なんですけど、一説によれば20万人以上亡くなってて、5分の1の人口が殺されてるわけじゃないですか。同じことがマリウポリでもあって病院も爆撃されているわけじゃないですか。住宅なんかも爆撃される映像が出ているわけで、これまったく同じ作戦をやっているようにしか見えないんですけど」と述べました。

このひろゆき氏の指摘には、チェチェン紛争を現地で取材したジャーナリストの常岡浩介氏も「本当にまったく同じだと思います」と頷いていました。

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「ロシアって本当にそこまでやる感じ」ひろゆきが予想する最悪のシナリオ

ウクライナ侵攻とチェチェンでの紛争が酷似していることにコメントを述べたひろゆき氏。

さらに、その後も「チェチェンも民衆はずっと抵抗し続けたんですけど、5人に1人、4人に1人が亡くなる感じになって『もうこれ以上続けられないよ』となって親ロシア派政権を建てることで戦争を辞めたわけじゃないですか」とコメントを続け、「ウクライナも人口4000万人のうち1000万人亡くなったら根を上げると思うんですよ。でもロシアって本当にそこまでやる感じですよね」と侵攻が終わらなかった場合の最悪のパターンも口に。

ひろゆき氏の1000万人の死者という予想に、常岡氏は否定しつつも「ウクライナは第二次世界大戦で何百万人という数が殺されたり、スターリンの飢餓作戦ホロドモールというものがあるんですけども、その中でスターリンに対してゲリラ戦をやり、ヒトラーが占領したら今度はヒトラーに対してゲリラ戦をやりものすごい犠牲を出しながらも抵抗し続けた人たち」と列挙。

その上で「チェチェン並みに戦う可能性」と抗戦を続けると口にしていました。

(文:有馬翔平)