文:Quick Timez

Groovy Rubbish・真野、楽曲制作の秘話を暴露「音が勝手に降りてくる」

お笑いと音楽を融合した唯一無二のパフォーマンスユニット「Groovy Rubbish」。

Quick Timez編集部では、Groovy Rubbishの類家ドラマティックさん(以下類家さん)と、真野5.1ch(以下真野さん)のお2人にインタビューを敢行し、現在のスタイルの経緯や将来像などについてお話を伺ってきました。

こちらの記事は後編でございますので、前編をご覧になっていない方はこちらからご覧下さい。

スポンサーリンク

Groovy Rubbish・真野、楽曲制作の秘話を暴露「恥ずかしいけど、音が降りてくる」

ーー時代に合わせた曲作りとかも意識されてますか?

真野さん:今流行ってる曲とかを聴いて、それを素に作って行くことが多いですね。

ーー楽曲自体は真野さんが100%作曲されていますか?

真野さん:曲の細かいところとかは僕がやって、ネタに合わせて行くのを2人でやってます。

類家さん:一応、真野がメロディ担当で、僕がリリック担当って分けてはいるんですけど。

ーー曲はどうやって思いつくんですか?降りてくるとか?

真野さん:そうですね、恥ずかしいんですけど降りてきます(笑)。

まぁでも最近はアプリもすごいので、メロディは自分で考えるんですけどコード進行はアプリがやってくれるので。

類家さん:作ってる時に一緒にいること結構あるんですけど、無限鼻歌みたいな感じでずっとやってる感じなんで、その時は天才っぽいですね(笑)。

真野さん:コントの中で、BIG BANGとかBTSっぽい曲が欲しい時にメロディをパロディする時もありますね。

類家さん:最近、技術が上がりすぎて寄りすぎちゃってる時があるんですよ。

打ち込んで作ってるのに、「原曲使ってるのか?」って言われる時もあって…(笑)。

ーーでも音楽としてというより、お笑いに変換したいんですか?

真野さん:そうですね。曲を流行らせたいっていうのはあるんですけど。

ーー今後は楽曲提供なども?

真野さん:もう、ちょいちょい楽曲提供はしてて、パーパーのあいなぷぅが1人で歌ってる曲とかも5、6曲僕が作ったんですけど、最初に出したのとかは40万回再生とかされてました。

類家さん:あと、「SIR」っていうサンスポアイドルリポーターの方にも2曲、僕たちが作詞作曲して提供しましたね。

「楽曲提供で食べてる。」って書いといてもらって大丈夫です(笑)。

ーーそう書いておきます(笑)。賞レースなどは意識されてますか?

類家さん:めちゃくちゃ勝ちたいですね。

僕らはコントに音楽を掛け合わせてるんで「キングオブコント」になるんですけど…。

優勝できるとは思ってないんですよ。

ただ、決勝はあるんじゃないかって思っちゃってるところが毎年あって。

普段のライブとかよりも、「キングオブコント」の予選の時の方が僕らウケるんですよ。

お客さんでも知らない人もいるし、みんなが真面目にコントやってる中に俺らが出てくるんでめちゃくちゃウケるんですよ。

それがすごい気持ちいいです。なので好きです!!(笑)。

ーー「キングオブコント」に向けた曲作りになっていくんですか?

類家さん:意外とそれのために作ってる訳ではない気がします。

真野さん:元々作ってたやつを「キングオブコント」仕様に変えるっていうのはありますね。

最初ちょっとコントの入りにするみたいなのとか。

類家さん:そういう大会で最初から歌が流れると抵抗感を示す人もいると思うので、そういう所は意外と考えてます。

実際は考えてないフリはしたいんです、センスでやってるので(笑)。

ーーそれで人力舎さんを選ばれたんですもんね(笑)。新曲の『万引きの詩』を拝見させていただいたのですが、すごい着想ですよね!

類家さん:あれは被りはないと思いますね。

真野さん:結局、僕らは歌うので、設定が分かりづらいとネタの内容が散らかってしまうので、あるあるとかコントっぽいのを音楽にするっていうのをやってて…。

シチュエーションとしてよくある「万引き」で、「はい、これね。」って取った商品を出していくのが歌になってたら良いかなっていう流れですね。

あとは、耳に残るサビを作って…。

ーー確かに耳に残りました!

類家さん:あれも最初から「うなぎの蒲焼きのタレ」って決まってた訳じゃなくて、ハマると気持ちいいの何だろうって考えて、他にも色々あったんですよ。

「エクストラバージンオイル」とか(笑)。

ーー日常生活から着想を得ることが多いですか?

類家さん:やっぱりあるあるを探してるところもあるし、どこで歌い出したら面白いかみたいなところもあるので。

個人的にはシャワー浴びてる時に降ってくるのが多いですね。

真野さん:僕は音楽聴いてる時に、この曲どのコントで流れたら面白いかなっていうのが結構ありますね。

BIG BANGとか、曲がカッコいいけど面白かったりするじゃないですか?

真面目なことやってる時にクセがある曲が流れたらとか思うことが多いですね。

ーー今までのお仕事で印象に残ってるものはありますか?

真野さん:地方の会館とかで、ナイツさんとかサンドウィッチマンさんとか売れてる芸人さんと一緒に入れてもらうことがあって、3,000人の前でやらせてもらう時があるんですけど、そういう時って高齢の方が多くて、たぶんお笑い的には伝わってないと思うんですけど、僕ら歌ってるんで歌うたびにすごい拍手が起こるんですよ(笑)。

ボケで客席の方まで降りて行って皆に握手したりしても、おばさまが盛り上がってくれるんですごいスター気分です(笑)。

ーーいずれは単独公演とかもやりたいですか?

類家さん:僕ら一度だけワンマンで、下北沢の「SHELTER」っていう場所でオールスタンディングでドリンクとかもつけてやらせてもらって本当に音楽ライブみたいなことやったんですよ。

電気グルーヴさんとかDragon Ashさんとかがやってたような有名な箱で、お客さんにダイブしたりとかめちゃくちゃ楽しかったんですけど、コロナで出来なくなっちゃったのですごい嫌ですね。

目標としてはドームツアーをやりたいっていうのがありますね、他にいないじゃないですか?

歌もありお笑いもありで、僕らだったら合うかなって。

真野さん:一応カラオケにも入れてもらってて、ネタのPVで画面見ながらそれを歌えるっていうのもあるんですよ。

類家さん:カラオケの「JOY SOUND」の部屋に入ったら是非やってみてください。

ーー最後に何かPRがあればお願いします!

類家さん:新曲の「万引きの詩」は、初めて2人だけで撮影して作ったんですよ。

いつもはお世話になっているディレクターさんに撮ってもらって編集もしてもらってって感じなんですけど。

「in the Night」っていう曲もプロジェクションマッピングとかでクオリティ高いんですけど、逆に2人だけで会議室でスマホ2台設置して1回撮っては移動して編集も自分でやってって感じなので、ちょっと思い入れが他の作品よりは強くなってるので、是非色んな方に観てもらいたいですね。

ーー制作の過程も含めてということですね?

類家さん:意外と細かいところまでこだわって、後ろのポスターとかも自分達で作ったりしたので。コンマ1秒にこだわった編集もしたので、そういうところも楽しんでもらえたら!

Groovy Rubbishのプロフィール

名前(左):類家ドラマティック

生年月日 : 12月25日生まれ(年齢非公表)

出身地: 東京都

血液型: O型

趣味 : ドラマ鑑賞、ラーメン

特技 : 野球、服を素早く綺麗にたたむ、ドラマを15秒観ればどの局か識別できる、50音何を言われても子役時代に関する自慢をすることができる

名前:(右)真野5.1ch(ごーてんいちさらうんど)

生年月日 : 11月12日生まれ(年齢非公表)

出身地 : 宮城県

血液型: A型

趣味 : ギター、カメラ、音楽制作

特技 : 5.1サラウンドナンパ、自分の身体を凄いスピードで叩ける

類家ドラマティックと真野5.1chの2人からなる、エンターテイメントユニット「Groovy Rubbish(グルーヴィー・ラヴィッシュ)」。

「音楽と笑い」を追求したエンターテイナーで他の追随を許さない圧巻のパフォーマンスを披露することでも話題。

類家は過去、子役として活躍しており、真野は同ユニットのほぼ全ての楽曲を手掛ける。

音楽と笑いの融合を楽しめる、今注目のコンビ。

スポンサーリンク

サビがクセになる!Groovy Rubbishの「万引きの詩」がすごい

Groovy Rubbishの2人が、初めて自分たちだけで撮影と編集を行った楽曲「万引きの詩」。

スーパーの店員に扮した類家さんが、万引き犯として捕まえた真野さんを問いただすシーンから動画は始まり、事務所で盗った商品を机に出すように促されます。

そこから音楽が始まり、盗んだ商品がそのまま歌詞となるというなんとも斬新な手法で展開されます。

2人の圧倒的な歌唱力に加え、定点カメラならではの絶妙な雰囲気と、クセになるサビのフレーズに、心を奪われること間違いありません。

Groovy Rubbishにはこの曲の他にも、EDM調のビートが心地よい「常識Breaker」という曲や、あるあるを歌にした「スウェット」、「焼き鳥」など、様々な楽曲をリリースしています。

ぜひ、YouTubeのチャンネル登録をしてGroovy Rubbishの楽曲をお聴きください。

(文・取材:Quick Timez 編集部)

(撮影:RYOUSUKE MAEJIMA)