文:Quick Timez

モノマネ芸人・JP、松本人志をめぐり「もう会わないようにしている」と明かす

JP

ダウンタウンの松本人志さんをはじめ、長瀬智也さん、麒麟の川島明さんなど幅広いレパートリーを有するものまねタレントのJPさん。

タレントとしては珍しい大手芸能事務所「研音」に所属をするなど異色の経歴を持つ彼にインタビューを敢行。

ものまねタレントとしてブレイクをするまでの軌跡や、パーソナルな部分等についてお話を伺ってきました。

本記事では、インタビューの後編をお送りしますので、前編をご覧になっていない方はこちらからご覧下さい。

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モノマネ芸人・JP「松本人志さんにはもう会わないようにしている」

ーーネタ作りついてお伺いしたいのですが、どういった所から着想を得ていますか?

JPさん:ネタの作り方は3つありまして…。

「時代に添ったモノマネ」、これは時代を読みながらこういうものが流行ってるからやっとこうみたいな。

あと、「顔が似てるから」。

最後の1個は、「好きだからやる」、この3つで構成されてますね。

ーー結構ハッキリと決まってるものなんですね!

JPさん:そうですね、モノマネ芸人さんって結構そうなんじゃないですかね?

「顔が似てるからやってみたら良いんじゃないー?」とか、「昔からこの人好きなんですー!」とか。

あと、やっぱり流行ってるからこれやっとこかーとか。

ーーそれに当てはまったら喋りでも歌マネでも関係なく挑戦を?

JPさん:ここで最初の話に戻るんですけど、モノマネと思ってやってないんですよ。

似てなくてもいい、似てるから完成っていうマインドでやってないかもしれないですね。

もちろんそれもありますけど、呼吸するのと同じようにやってるから最悪似てなくてもいいかなぁって。

ーー見てる方の反応を見て変えて行ったりしますか?

JPさん:それはありますね。

「クセすご」でやってる松本さんの動きなんて、「クセすご」で初めてやったのばっかりなんで。

スタッフさんに、「もっとやってください!もっと!」って言われて。

実際にオンエア見た時に、なるほど僕が喋ってない時でも松本さんでいなきゃいけないんだって。

別の人が喋ってる時って自分は映ってないと思ってたんですけど、こっちも映ってるんですよね。

こういうことか!と思って、相手が喋ってる時でもやった方がテレビにハマりやすいかなっていう。

ーー松本さんに実際にお会いした時に何か言われたりしなかったですか?

JPさん:えっと…もう会わないようにしてます(笑)。

ーーえっ!?そうなんですか?

JPさん:過去にCMに一緒に出さしてもらったり、「ダウンタウンDX」にも出させていただいてますし、松本さんの再現VTRで出させてもらったりもしているので、もう絶対認識してもらってるんですよ。

ただ以前に「DX」でモノマネ軍団が出た時に、「松本さんのモノマネする人どうですか?」って原口さんが言ったら、「全然公認するけど、Twitterでボロカス書くから!」って言ってて、これ以上は近づかないようにしようと(笑)。

良い距離感を保つのは大事なんで。

ーー松本さんのモノマネを始めたキッカケは?

JPさん:NSCにいた時は松本さんの含み笑いしかできなかったんですよ。

12月24日にバイト先でラジオ聞いてたら「チキンライス」が流れてきて、「今日は~クリスマス♪」って口ずさんだら、車の中で1人で「今のめっちゃ似てない?」ってなって、そこからですね。

誰もやってないことをやらないと世には出れないって思ってたので、老若男女が知ってる人で誰もやってない人って調べたら、松本さんだったんです。

ただ、やっぱり難しくて、どうやって作っていいかも分からなかったんですけど、「ごっつええ感じ」の「Mr.ベーター」を丸コピーしようと思って、キャラクターっぽい松本さんをやっていったんです。

当時はオーディションも落ちることが多く、4、5年ずっと落ちてました。

そこから何で革命が起きたかというと、「すべらない話」が始まったからなんです。

ーー松本さんのピンのお仕事が始まったんですね!

JPさん:そうなんです。

深夜からゴールデンになって、「すべらんなぁ~」っていうキャッチーなフレーズが出来て、そこからさらに松本さんに特化してやるようになりました。

ある時プロデューサーが「めっちゃ似てない?この子使おう!」ってなってテレビでやりだしたのが、すべらない話の時の松本さんだったんです。

ーー時代に添ったからハマっていきますよね。

JPさん:その後に「IPPONグランプリ」とかも始まって、自動的に僕がモノマネしやすい環境になっていって、続けてて良かったなって。

松本さんのモノマネする方何人かいらっしゃるんですけど、やっぱり関西弁が出来ない方が多かったりとか。

僕、滋賀県出身なので大阪弁とは違いますけどナチュラルにできるので。

最初は喋りを練習してたんですけど、まさか動きがこんなにウケるとは思いませんでした。

ーーモノマネ芸人としての将来像はありますか?

JPさん:とにかく死ぬまでモノマネをやっていたいですね、遺影も松本さんで(笑)。

モノマネ芸人という仕事でやってますけど、僕にとってモノマネは呼吸なので、やっぱり死ぬまでやり続けるだろうと思いますね。

いずれは世界に行きたいなと思ってて、アメリカの「ゴッドタレント」とかそういうの出たいなって。

音のモノマネとか動物のモノマネとか映画のワンシーンとかもやるんで。

「テープフェイス」っていう僕が一番尊敬してる人がいるんですけど、その人みたいになりたいですね、1回は挑戦してみたいです。

あとは日本の芸能界でモノマネ芸人としてテレビで何がやりたいかと聞かれたら、レポーターがやりたいですね。

ディナーショーとか営業とかやりつつテレビでは少し派生して、原口さんの後を追えたらいいなと思います。

ーー尊敬してるモノマネ芸人さんは?

JPさん:『変人』の4人のメンバー全員尊敬してます。

事務所違うのにお仕事もいただいてますし。

原口さんはモノマネ界のお兄ちゃんですね。

というか、教育実習の先生みたいな。中3くらいの時に来ためっちゃひょうきんな先生みたいな(笑)。

本当に尊敬してます。

JPのプロフィール

名前:JP

生年月日:1983年7月31日

出身地:滋賀県

身長:183cm

血液型:O型

特技:ものまね、関西弁、ポケモン・戦隊ヒーロー・仮面ライダー・ウルトラマンシリーズに詳しい

主なモノマネレパートリー:松本人志、長瀬智也、香取慎吾、麒麟川島、小籔千豊、山崎育三郎、GACKT、コロチキ・ナダル、関ジャニ∞村上、風間俊介、内藤剛志、松重豊等

モノマネ芸人・JP。NSC大阪校27期およびワタナベコメディスクール2期出身。元々は声優志望であったものの、養成所時代などの経験を経てモノマネ芸人へと転身。代名詞はダウンタウン・松本人志で、そのクオリティの高さや仕草の特徴を見事に表現したモノマネで、TV番組やイベントに引っ張りだこの、今注目のモノマネ芸人。

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JP出演のラジオ番組「土曜の化け物」

「土曜の化け者」は、JPさんとビスケッティ佐竹さんが得意のモノマネを武器に、様々な人に化けながらトークを繰り広げるラジオ番組。

Webサイト・JCBAインターネットサイマルラジオでもリアルタイムで配信されています。

名称:JPとビスケッティ佐竹の「土曜の化け物」

放送日時:毎月第1、3土曜23:30〜23:59レギュラー放送

サイマルラジオで全国で聴取可能: https://www.jcbasimul.com/radio/762/

また、JPさんはYouTubeチャンネルも解説しており、そこでもものまねネタを発信しているので、ぜひチャンネル登録をしてご覧になって下さい。

JP公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCurh_0jKNXq5cOI2tE5K4mg

(文・取材:Quick Timez編集部)

(撮影:MAEJIMA RYOSUKE)