画像:時事
数年後、大幅に改変される歴史科目を特集した9日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
するとその放送中、科目の改編にEXIT・兼近大樹さんが危機感をあらわにするシーンがありました。
EXIT兼近、歴史教育の大幅な変更に危機感「一番はお笑いが変わる」
9日、学校で習う歴史科目が大幅に改変されることを特集した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
その放送中、科目改編によってお笑いに出る影響をEXIT・兼近大樹さんが危惧する一幕がありました。
この日、同番組は2025年度から大学入学共通テストに「情報」や「公共」、世界と日本の近現代史をミックスした「歴史総合」が受験科目に登場することを紹介。
その中でも古代史にほぼ触れなくなる歴史総合について着目すると、「今変わるとなってるけど、毎年変えていいと俺は思いますね」とコメントを切り出した兼近さん。
「ですけど、変わるとなると先生たちがすげえ大変になると。ただでさえ『大変だ大変だ』と声を聞くのにさらに負荷がかかるのかなって考えるから、給料ぶち上げてほしいですよね」と担当教員にのしかかる負担についても考慮しました。
また、兼近さんは「教科書で教えられた話と『別の話もあるよ』ということも教えなきゃならない」と「偏り」を危惧した上で「一番はお笑いが変わると思いましたね」とも。
「全員が学んだことをやるのがお笑いだから、ここでぐちゃぐちゃになるとどの層に合わせるのかまた考えなくちゃいけない」と危機感をあらわに。
「これからお笑い芸人になる人はいいけど、現在進行形の人はまた練り直しですよね」とお笑い芸人にも少なくない影響があるとした兼近さん。
「大丈夫。その時代、EXITさんは審査員側にいるから」とパックンさんからコメントをもらうと、「まだ何も成し遂げてない!」とツッコミを入れてスタジオを盛り上げていました。
「全部破綻する」兼近の訴えに視聴者も頷く
歴史科目が改訂されることに対し、「お笑いが変わる」と自身らへの影響を危惧した兼近大樹さん。
さらに「何十年後かにイヤなのが、土偶知らない世代に俺らが『これだから若い世代は土偶も知らないんだな』」、「ズレで若者を否定するジジイにはなりたくねえなって」と自身らが高齢になった時に起こり得るケースを指摘してスタジオの笑いを誘っていました。
すると、お笑いへの影響を指摘した兼近さんのコメントに、
《確かにお笑いもベースに学校で学んできた教養があるよね。それが違えば全部破綻する…目から鱗だったわ》
《かねちーって本当にカッコイイ大人になりそうだよね。推しの一言に今日も感動した》
《お笑いが変わるって発想はなかったなーその視点が素晴らしすぎる》
などと番組を観ていたファンからは拍手が。
ここ数年で大きく変化しようとしている歴史科目。
それがもたらす影響はお笑い以外にもたくさんあるのかもしれません。
(文:有馬翔平)