画像:時事
先日、SNSで話題になったマンガをもとに「仕事をする意義」について出演者らが意見を交わした11日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
すると、MCであるEXIT・兼近大樹さんが仕事の存在に意義に対し持論を述べました。
EXIT兼近、SNSで話題の仕事論に独特持論「地獄のような世界」
11日、SNSで話題になったマンガをもとに「仕事」について議論を重ねた「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
その放送中、EXIT・兼近大樹さんが仕事する意義に対し持論を述べました。
この日、会社から認められたいというマンガから「人は何のために働くのか」ということを特集した同番組。
すると、兼近さんは「細胞レベルで刻まれた狩りとか農耕の果てですね」と人間が労働することを本能だと指摘。
「『いなきゃいけない』というか、もともと人間ってわけもわからず生きていたはずなんですよ。で、我々はわけもわからず勉強させられて、わけもわからず仕事しなきゃいけないんだよって世界にほっぽり出されて。それでなんとなく楽しいからという理由でそれぞれやってるんだと思うんですよね」と主張しました。
祖の腕「細胞レベルで生きなきゃという一つ。狩りとか農耕が進化して働いてんのかなって」という本能の一つに「仕事」があるとして「だから働いてないんだったら求められてる気がしないというか、生きていけなくなっちゃうんじゃないかなって。気持ち的にも社会的にも」とも。
独特の表現で仕事する意義を見出した兼近さん。
ただその後、人生に必ず労働がついて回ることに「そういう世界に生み落とされた地獄のような世界ですよ」、「どうやっても働くことと直結させられるというか」と仕事しなければならないことに冗談を述べていました。
「悟りきっている」達観した仕事論に視聴者も納得
仕事することを人間の本能になぞらえた兼近大樹さん。
さらに同番組では「FIRE」と呼ばれる早期リタイアや、AIの発展により仕事の分野が減少していく可能性についても特集。
すると、仕事を本能だとしていた兼近さんは「何もしなくていいなら死んでるのと同じですから」と仕事がなくなることに危機感をあらわに。
そして「生きてるか死んでるかわからない状況になっていくなら死んだっていいと思いますし」、「だからみんなそれぞれどうしたいか。ゲーム性の低いゲームをやって楽しいのかって話で、やっぱりゲーム性の高いものにみんな挑戦したくなってきて、その操作を覚えるから楽しいというのがあるから」と仕事が生きるやる気に繋がると指摘。
「まあ人間やってるんだから。それぞれに合ったゲーム性のものをやっていけばいいだけで、何もしたくないなら死ぬことを許してくれよとは思いますけどね」と述べると、番組を観ていた視聴者からは、「悟りきっている」などと、達観した仕事論に称賛の声が。
「仕事する理由がわからない」という声が増加している若者世代。
しかしその背景にはいち労働力とでしか見られないということも遠因しているのかもしれません。
(文:有馬翔平)