「濃厚おじさん」という独特のキャラクターが人気のお笑いコンビ・ヴィレッジ。
当編集部では、ヴィレッジのお2人にお笑いを始めたキッカケやコンビとしの将来像についてお話を伺ってきました。
本記事では後編をお送りしますので、前編をご覧になっていない方はこちらからご覧下さい。
ヴィレッジ甲賀、松村邦洋との思い出語る「電話番号教えてよって言われて…」
ーーお2人の将来像みたいなものをお伺いできたらなと思うんですが…
坪井さん:静岡でずっと活動してたいんですよね。
結局最終的には静岡に戻って、静岡でのんびりラジオとかやれたらなとは思ってますね。
甲賀さん:夕方4時から6時までのローカル番組が結構色んな局でやってるんですよ。
そのどこか1個欲しいですね。
久保ひとみさんっていうフリーアナウンサーの方がいるんですけど静岡で超有名で、静岡のアイドル的な方で、あんな感じになりたいですね。「DonDokoDon」の平畠さんみたいな。
坪井さん:そのためには東京で1回名をあげとかないと、なかなか引っ張ってもらえないじゃないですか。
甲賀さん:静岡の「U字工事」になりたいですね。ずっと仲良いんですよ、前の事務所の先輩なんで。
坪井さん:静岡に帰って…のんびりしたいです(笑)
ーー今までで出演した番組で印象に残ってる番組ってありますか?
坪井さん:このキャラで「にちようチャップリン」っていうテレ東の深夜の番組に、浅井企画チームで出してもらって、そのあとすぐ単体で2回呼んでもらって…。
そこに昔から知ってる内村さん(ウッチャンナンチャン)がいて、僕らのコンビ名を言ってくれたときはちょっとなんか変な気持ちになりましたね。
シビれるというか。「ウッチャンの中に俺らが入った」みたいな。
うわぁ口から出た!みたいな衝撃はありましたね。
だから「にちようチャップリン」が印象には残ってますけど。
甲賀さん:そうですね、2回目呼ばれたっていうのが初めてだったので、それが嬉しかったですね。
ハマったのかなーっていう感覚もありましたし、他の番組とかだと、終わってからディレクターさんが目を合わせてくれなかったりとか(笑)
あれ?なんで呼んだの?みたいな(笑)オーディション受からせたのあんたでしょ!みたいなね。
坪井さん:こういう特殊なネタやってると、オーディションとかでめちゃくちゃウケるときあるんですよ、変だから。
そして番組呼ばれるんですけど、リハーサルは調子いいのに本番総スカンみたいな。
甲賀さん:カメリハで1回やって、もう1回リハやって、本番だったりすると現場がもう慣れてきちゃってすごい悲惨ですね。
坪井さん:全然違う話になっちゃうんですけど、この間フジテレビにエキストラみたいなので行ったんですよ。
その時に相方とトイレ行ったら、僕がしてる時におじさんが近づいてきていきなり俺の便器見て「おっきいね」って言ってきて、「こわー!」と思ってパッと見たら松村邦洋さんで。
僕、面識ないんですけどうちの相方が昔…
甲賀さん:僕が20歳の時に中野新橋住んでて、友達がバイトしてたカラオケボックスの1階が軽く飲めるバーで、そこに松村さんが達川監督とかキムタクのモノマネで入って来たりとかしてて…。
そこでちょっと絡んで帰っていくみたいな感じだったんですけど。
僕が芸人やってるって言ったら電話番号教えてよって言ってもらって、いきなりかかってきて「うちでネタ見て」って言われて。
坪井さん:そういう過去があって、ヴィレッジってコンビ名も言ってたんですよ、でも1回くらいだよね?
甲賀さん:家に行ったのは1回だけだねぇー
坪井さん:それがもう20年前とかで、それから会ってなくて。
相方が挨拶したときに「以前、中野新橋で…」って言った瞬間に、「あ、ヴィレッジ!」って覚えててくれて。
「良かったね、ここまで来れたんだぁー」って言ってくれたんですけど、エキストラだったんであんまり来れた感じはなかったんですけど(笑)
甲賀さん:嬉しかったですねぇー。共演したい人ってなったら僕は松村さんですね。
ーーお2人にとってのライバルの芸人さんていらっしゃいますか?
甲賀さん:今は「空気階段」の鈴木もぐらさんですね。
坪井さん:顔が似てるから?(笑)
甲賀さん:そう、髭と…
坪井さん:でも、やってること全然違うし(笑)
甲賀さん:ちょっと前は「デニス」の植野さんですね。
浅井企画では勝手にアモーンだと思ってますね、ライバルというか戦友というか…。
坪井さん:あんまり意識したことないですねぇ…昔、タイムマシーン3号が同じ事務所だったころは、どっちが先に仕事が入るとかでヤキモチみたいなのはありましたけど、最近はなくなりましたね。
誰を意識しようが自分らの事なので、自分らさえしっかりしてれば結果はついてくると思います。
ーーお2人にとってお笑いライブの舞台というのはどういうものですか?
坪井さん:おぉー「プロフェッショナル」みたいですね。なんだろうなぁ…「最大のひまつぶし」ですかね。
甲賀さん:いや、これは深いですよ。
タイムマシーン3号とかと同期でライブ始めたんですけど、学校卒業してから立ち上げた自主ライブのタイトルが「ひまつぶし」っていうタイトルなんで。
それのオープニングの1番最初に、「俺たちのひまつぶし…」って言って暗転して始まったのが第1回で、それが凄い寒くてすぐ無くなったんですけど(笑)。
坪井さん:どっかに残ってたのかなー。最大のひまつぶしかもしれないですね。
甲賀さん:僕は、自分のメンタルをリセットしてくれる場所というか…。
病んだ時もライブ行ってネタやって他の芸人と喋ってると元気になって帰れるんですよ。
オーディションとかネタ見せとかでうまくいかなかったとか、なんか落ち込んだ時にライブ行くと、まだライブで頑張ってるこいつらもいるみたいな。
ーー今後もライブの舞台には立ち続けますか?
坪井さん:もちろんです。お客さんの笑いがあるとやっぱり楽しいので。それは間違いないです。二人でトークライブやってたんですけど、それが無くなっちゃったんでそれをもう1回復活させたいっていうのはありますね。
ーートークライブのようなお2人のラジオを聞いてみたいです
坪井さん:ラジオやりたいんですよ。たまーにやってるんですよラジオトークみたいなのを。やりたいからやりゃいいのに、なんだろうめんどくさがりっていうのがあるんですよね。
甲賀さん:ラジオやりたいですねぇー。エイトブリッジって僕らがずっと可愛がってた後輩なんですけど…あいつらがやってるな。
こんだけ可愛がってきたのに、まだ僕らの名前1回も出してないんですよ。
なんかそういうテレビとかインタビューの記事とかでもさ、ずっと有田さん(くりぃむしちゅー)ばっかりで。
坪井さん:後輩の悪口言ってんじゃねーよ(笑)
甲賀さん:ボケとツッコミ入れ替えろよって言ったの僕らなんですよ?
僕らと一緒にトークライブやってた頃で、「ちょっと逆にしてみな」よって言って。
これだったら「M-1グランプリ」は落ちるけど、「おもしろ荘」だったらこれでいけるよって僕らが言ったんですよ。
そしたら見事に優勝して。
坪井さん:人のことは見れるんですよね(笑)。
▼ヴィレッジのプロフィール
名前(左):甲賀 大介(こうが だいすけ)
生年月日:1979年9月4日
血液型:B型
出身:静岡県 磐田市(旧豊岡村)
学歴:東京アナウンス学院
趣味:プロ野球観戦(中日ドラゴンズファン)、ホットヨガ、銭湯巡り
特技:万引きGメン、外国人と間違われること
名前(右):坪井 信也(つぼい しんや)
生年月日:1979年7月30日
血液型:A型
出身:静岡県 磐田市(旧豊岡村)
学歴:東京アナウンス学院
趣味:海釣り、競馬、パチンコ
特技:日曜大工、剣道
お笑いコンビ・ヴィレッジ。甲賀大介と、坪井信也の幼馴染2人で2000年4月にコンビを結成。「濃厚おじさん」という強烈なキャラクターを全面に押し出したコントが人気で、ネタの最中には「濃厚〜」と叫ぶシーンが多いのも特徴。
ヴィレッジ出演 浅井企画主催ライブ「53DASH」の詳細
ヴィレッジのお2人も出演する、浅井企画主催のお笑いライブ「53DASH」。
毎月、55・54・53のという3段階に分かれたライブを開催しており、お客さんの投票によって昇格や降格が決定します。
名称:53DASH
日時:2021年11月5日(金)開場15:50 開演16:00 (~17:00頃終演予定)
会場:バティオス with 藤崎翔(新宿区歌舞伎町2-45-4)
料金:会場観覧チケット 前売1,000円/当日1,100円(整理番号付き・全席自由)
販売:10月9日(土)12:00~ 発売開始(開演まで販売)TIGETにて販売(※手数料がかかります)購入はこちら→https://tiget.net/events/150337
MC:ニュークレープ
出演:グリーンランプ/あんこ/がじゅまる/伝説の一人っ子リク/いのししバンチョー/はなる/ジュノン/中根すあま/マジメニマフィン/裸月光/ミスター大冒険。/スマッシュダンク/セブンスミックス/
小野寺ジャスティン/蒲田キック・パンチ/おかっちびようしつコトおかっち/ヴィレッジ
(文・取材:Quick Timez編集部)
(写真:RYOSUKE MAEJIMA)